【異能、二つ名、邪気眼】 痛々しさがクセになる中二病ラノベ特集

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月13日 17時30分

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(左から)『異能バトルは日常系の中で』、『オレを二つ名で呼ばないで!』、『あるいは現在進行形の黒歴史』

 こんにちは。『弾けろ! しーきゅーぶ!』(ステラ女学院高等科C3部のEDテーマ)の脳内再生が止まらない愛咲です。今回は、中二病ラノベ特集。痛々しいけれど心をひかれる中二病の世界をご紹介!

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1.『異能バトルは日常系の中で』(望 公太:著、029:イラスト/ソフトバンククリエイティブ)
 中二病といえば異能、異能といえばバトルという常識を覆すのが、この『異能バトルは日常系の中で』。ある日、突然異能を得た主人公たち。世界の命運を賭けた異能者たちとの闘争の日々が始まる……かと思えば、いつまで経っても何も起こらず。平凡な日常の中で異能を無駄使いする少年少女のドタバタを描いた日常系ラブコメディだ。

 中二病である主人公・安藤寿来の異能は、禍々しき黒い炎。だが、見た目の派手さに比べ、その熱さはぬるま湯程度の見かけ倒し。しかし、彼以外のヒロインたちが得た異能は、スケールが違った。五大元素を操り、時を停め、万物を創造し、全てを無に帰す、まさに神の御技だった。そんな最強にして万能の異能を授かりながら、力を持て余し、暇つぶしに異能を使って遊びつくす光景が勿体無いやら、贅沢やらで楽しそうなのである。

 キャラ同士の掛け合いには、古今東西のマンガやアニメの中二病ネタが満ち溢れている。サブカルに詳しい読者ならば、笑いや共感を誘うことだろう。お馬鹿な寿来を巡る4人のヒロインの恋愛模様も見逃せない。日常の中の異能という、ちょっとしたスパイスを効かせた作品だ。


2.『オレを二つ名で呼ばないで!』(逢上央士:著、COMTA:イラスト/宝島社)
 異能に憧れる者は、可能なら自分の能力は自分で選びたいだろう。この『オレを二つ名で呼ばないで!』では、登録した二つ名に応じた異能を与える<二つ名システム>という夢の発明が登場する。<二つ名システム>による異能を教育に取り入れた学園で主人公と友人たちが繰り広げる学園異能アクションだ。

 かっこいい二つ名と異能に憧れて神賀茂学園に入学した主人公・御手洗新。しかし、手違いにより「噛ませ犬」という、なんとも情けない二つ名を登録されてしまう。残念な二つ名と異能を授かってしまった新だったが、状況に応じて機転を利かせ、能力を上手く活用していく発想の転換が見どころ。人助けに奔走して、たちまち人気者になっていく彼のお人好しぶりは、まさに「噛ませ犬」の名が相応しいんじゃないかと微笑ましくなる。

 学園では、異能を使って勉学や学生生活に貢献することで成績に加算される。様々な委員会活動や部活動、スポーツ大会や学園祭といったイベントで異能を使って盛り上がる生徒たちの若さと情熱が眩しい。自分もこんな学校に通いたかった、なんて思わずにはいられないだろう。

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