女子は自転車に乗れないほうが萌える!?

ダ・ヴィンチニュース / 2013年8月31日 7時20分

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『止まらないで自転車乙女』(阿羅本景:著、みけおう:イラスト/集英社)

 エコや健康志向から始まった自転車ブームは女性にも人気のようで、女性専用の自転車雑誌、サイト、女の子を主人公にした自転車マンガなどもたくさん登場している。

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 そんななか、異色の自転車ラノベが8月23日に発売に。『止まらないで自転車乙女』(阿羅本景:著、みけおう:イラスト/集英社)には、中学生になっても自転車に乗れないお嬢様たちが登場するのだ。たしかに、ほとんどの人が自転車に乗れる現代の日本で、自転車に乗れない女の子は貴重な存在。むしろ女子は自転車に乗れないほうが萌えるくらいかもしれない。『自転車乙女』から自転車に乗れない女子の萌えポイントを探ってみよう。

 まず、自転車に乗れないのには、それぞれ理由があるはず。たとえば、ちょっとわがままで暴力的な沙羅は、一人っ子だったので甘やかされて育った。いつも専用の車と運転手がついていて、自転車など必要ない生活をしていたから、そもそも自転車に乗ろうなどと考えたこともなかったのだ。そして、漆黒のショートボブとおっとりとした雰囲気が特徴の綾音は、転んでケガをしたときに男子にからかわれたことがトラウマで自転車に乗れなくなってしまう。「自転車=自分を傷つけるもの」とか「自転車=怖い」という認識が頭にこびりついてしまったのだ。なかには、元気で前向きな千晶のように、自転車にすごく興味があって乗りたかったのだけど、親に反対されて自転車に乗らせてもらえなかったという人もいるかもしれない。理由はそれぞれ違うが、自転車に乗れない理由は大きく分けてもだいたいこの3つになるだろう。そう考えると、本物かどうかはともかく、やはり自転車に乗れない女の子にはどこかしらお嬢様気質なところがあるよう。女の子らしい女の子やお嬢様が好きな男子にとっては、「自転車に乗れない」ことがひとつの目安になるかも。

 また、かわいい女の子たちの不格好な姿を見ることができるのもポイントだ。よたよたとふらつきながら「ブレーキを掛けることなく植木に突っ込んだ」沙羅やペダルを漕ぐことすらできずに倒れそうになる綾音。そのなかでも特にひどかったのが千晶で、「姿勢は前のめりで、ハンドルにしがみつくような、背の曲がった格好」のまま、前ではなくペダルを漕ぐ足を見てしまうのだ。やっと足を見なくなったと思っても、今度はバランスをとれないハンドルと手元に集中してしまい、ぐにゃぐにゃ蛇行してしまう。こんな危なっかしくて頼りない姿を見ていると、庇護欲が掻き立てられ、ついつい助けてあげたくなる。

 でも、1番の萌えどころはやはり自転車の指導をするときだろう。後ろから荷台を持っているときの「手を離すよ」「だめぇぇー」というやりとりは鉄板だし、自転車の種類によっては2人乗りのように後ろから密着し、ハンドルに手を添えることもあるので照れる表情を近くで見ることもできる。自分にすべてをゆだねて信頼しきっている女の子に、萌えない男などいない。そして極めつけは、苦労して練習を重ねた結果、見事に自転車に乗れるようになったときの輝くような「本当にうれしそうな顔」。この笑顔を見てしまったら、思わずキュン死にしてしまう。絶対に忘れられなくなること間違いなしだ。

 もしかしたら、今後は一緒にツーリングに出かける自転車女子ではなく、自転車乗れない女子の時代が来る!……かもしれない。

文=小里樹

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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