星好き男子が語るウンチクがロマンチックすぎる!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年9月4日 11時50分

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『壁の中の嘘と秘密』(高遠琉加:著、小椋ムク:イラスト/海王社)

 男性のほうが女性よりもロマンチストだとはよく言われるが、そのなかでも特に星好き男子のロマンチストっぷりは格別。『宇宙兄弟』(小山宙哉/講談社)に登場する天文学者の金子は、星空の夜、同じ天文学者であるシャロンに「僕が新しい星を見つけたときはまずその星に君の名前を付けることを約束しよう」と言ってプロポーズする。そして、きちんとその約束を果たすのだ。また、7月27日に発売された『壁の中の嘘と秘密』(高遠琉加:著、小椋ムク:イラスト/海王社)や『夜空のすみっこで、』(ハヤカワ ノジコ/大洋図書)、『星を泳ぐサカナ』(朝丘 戻:著、葛西リカコ:イラスト/フロンティアワークス)といったBL作品にも星好き男子たちが登場する。彼らのロマンチストぶりが発揮されているシチュエーションやセリフをどんなものだろうか。

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 まず、高校の天文同好会で一緒だった先輩の須藤と後輩の星野が11年後に再会する『夜空のすみっこで、』。高校時代は、自分から「あれは?」と星を指さして聞いておきながら、必死に本をめくって探す星野に「必要ないだろ名前なんか」と言って笑っていた須藤。「名前なんて知らなくたって誰もが心をうばわれて魅入ってしまう。そういうもんだろ」と言いながら、「でもオレはこれだけじゃ足りない」。「オレはこの星とこの空をもっと近くで見たい」と言って、パイロットになる夢を語っていた。夢がパイロットだけでもなかなかのロマンチストだが、なりたい理由が「星を近くで見たいから」とは、ロマンチックの二乗だ。

 そして、相手を星に見立てるというのも星好き男子にとってはあるあるのよう。星野が小学校の教師、須藤が保護者として再会してからも、星野のことを忘れられなかった彼は、一等星でもないたった1つ明るく輝く星を星野に見立てて手を伸ばし、ギュッと握りしめる。「あほらし」と言いながらもその握りしめた手をほどくことはできず、そっとキスしてふっと息を吹きかけるのだ。同じように、『星を泳ぐサカナ』でも、主人公の高校生である優太郎が、同じレンタルショップでバイトしている大学生の本田を星にたとえている。どの店員や客とも親しくしているようで、一定の距離を保っていた本田。そんな彼を見て、傍にいるのに「遠く感じた途端、星だ、と思った」のだ。どんなに女の人をとっかえひっかえしても、「好かれても好かれても、寂しそうな」本田は、「手の届かない夜空の隅でひとり孤独に瞬く、僕にとっての星」だと。優太郎は、日課としてベッドから星空を眺めるのだが、「隣り合う星とも遠く離れて交われない孤独な光に魅入っていると、本田さんを想い出した」。それに、本田に「好きな子とかいるの?」と聞かれると、「星みたいな人が、好きです」と答えるのだ。好きな人を聞かれて「星みたいな人」と答える人はなかなかいないし、遠回しな告白としては、ロマンチックすぎてかなりの読解力を求められる。

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