菅田将暉「マンガは、僕の精神安定剤のような存在になってます(笑)」

ダ・ヴィンチニュース / 2013年9月8日 15時0分

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『第2図書係補佐』(又吉直樹/幻冬舎)

毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、第146回芥川賞を受賞した田中慎弥の原作による 映画『共喰い』に主演する菅田将暉さん。彼が選んだのは、タイトルからしてユニークな一冊の本だった。

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 菅田さんがお気に入りの一冊に挙げてくれた、又吉直樹の『第2図書係補佐』。

 書店で偶然見つけ、思わず衝動買いをしてしまったそうだが、普段、あまり本を読むことがないという菅田さんをそこまで惹きつけたものは、一体なんだったのだろうか?

「最初、気になったのはタイトルでした。“第2”で、しかも“補佐”。ものすごく遠慮してる、この感じがいいなと思って(笑)。自分が大好きなものを紹介するんだから、もっと気持ちを前に出してもいいと思うんですけど、ここまで腰の低さを見せられるのは、男としてカッコいいですよね。しかも、内容も押し付けじゃないんです。本をすごく愛していて、その本に救われたというエピソードがたくさん書かれている。僕自身、まだそんな小説に出会ったことがないので、こんな人生もあるのかと驚きました」

 又吉は、この著書の中で「自分の生活の傍らに常に本という存在がある」と記している。では菅田さんにとって、そのような存在のものとは?

「マンガですね。これだけは子供の頃から欠かせないです(笑)。趣味として読んでいるというのももちろんあるんですが、今は僕の精神安定剤のような存在になってます(笑)。というのも、家で仕事の台本を読んでいると、役のことを考えすぎて眠れなくなる時があるんですね。そんな頭をリセットしてくれるのがマンガなんです」

 そんな菅田さんに、お気に入りのマンガを挙げてもらったところ……。

「昔から大好きなのは、冨樫義博先生の『レベルE』。物語もキャラクターもすべてが魅力的で。もし、実写化したら絶対に出演したいです。でも、実際は実写化してほしくない……。複雑な気持ちですね(笑)。それと、最近買って、いいなと思ったのが『描かないマンガ家』(えりちん)。主人公は漫画家を志しているんですけど、仲間と集まってウンチクをたれるだけで、いつまでたっても描かないんですよ(笑)。ただ、マンガ愛だけは人一倍あって、たまにその言動に感動したりする。そのギャップも魅力なんですよね。今一番のおすすめの作品です」

取材・文=倉田モトキ 写真=山口宏之
(ダ・ヴィンチ電子ナビ「あの人と本の話 and more…」より)

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