女子バレー部の恋愛事情? バレーボールマンガが盛り上がっている!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年9月14日 7時20分

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『富士山さんは思春期』(オジロマコト/双葉社)

 世界バレーのアジア最終予選が行われ、見事世界選手権への切符を獲得した全日本女子バレーチーム「火の鳥NIPPON」。メンバーも一新し、大活躍中の日本バレーだが、リアルよりもさらに盛り上がっているものがある。それが、28日に2巻が発売された『富士山さんは思春期』(オジロマコト/双葉社)や『ハイキュー!!』(古舘春一/集英社)、『神様のバレー』(西崎泰正、渡辺ツルヤ/芳文社)といった、バレーマンガだ。

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 まずは、推敲に1年かけたというだけあって、バレー評論家からの評価も高いという『ハイキュー!!』。身長が低く、体格的には不利だけど、瞬発力やジャンプ力、どんなトスでも打つ運動能力をもったスパイカー・日向翔陽と、ズバ抜けたセンスとコントロールでコートに君臨するセッターの影山飛雄。この1年生コンビを中心に話は進むのだが、彼らのプレーがすごすぎるのだ。目を瞑ったままボールも見ずにジャンプする日向と、その日向が最高打点で打てる場所に、完璧なタイミングでトスを上げる影山。それに、圧倒的な存在感や気合いで、敵どころか味方のトスまでも惹きつけてしまう“最強の囮”である日向。彼らが次にどんな技を繰り出すのか、どう成長していくのか。読んでいる方も、いつの間にか手に汗握ってしまう。

 また、そんな『ハイキュー!!』の王道熱血ものとは真逆を行く『神様のバレー』というマンガも登場している。こちらは、実業団でアナリストをしていた主人公の阿月総一が、嫌がらせと騙しを駆使した「IDバレー」で弱小私立中学の男子バレー部を全国制覇に導いていくというお話。とにかく、気合いや根性ではなく、いかに効率よく、確実に勝つかだけにこだわって、戦略を立てる阿月だが、そのIDバレーが本当にいやらしい。たとえば、4本連続でサービスエースを決めると、敵は流れを切るためにタイムアウトを取る。そのあとのサーブは、わざととりやすい「アンダーで打て!」という指示を出したり、応援のタイミングまで操って敵を揺さぶる。阿月に言わせれば、応援は仲間を励ましたり元気づけるためではなく、「相手にプレッシャーをかけて精神崩壊させるためにやるもん」なのだそう。でも、ここまで徹底的に相手を分析し、嫌がらせのように戦うバレーも新たな発見があって見ていておもしろい。

 さらに、こういったプレー面だけでなく、女子バレー部員の恋愛にスポットをあてた作品もある。それが、『富士山さんは思春期』だ。ヒロインの富士山牧央は、明るくてサバサバしているが、中学2年生にして身長181㎝もあるかなり大きな女の子。プレイヤーとしては優秀だが、クラスの男子からは「175越えたら女じゃないしなっ!!!」と言われてしまう。でも、そんな彼女が幼馴染のクラスメイト・上場に告白されて付き合うことに。上場に抱き付かれて照れたり、花火大会で友達に隠れてこっそり手を繋いだり。アイスを2人で分け合って、相合傘をしたりと、中学生の甘酸っぱい青春を繰り広げる。

 昔は男よりも背が高い子はモテないなどと言われていたが、最近ではデカ女萌えの人も増えているそう。キャプテンの木村沙織をはじめ、石井優希、宮下遥など、背も高くてかわいい子が増えた「火の鳥NIPPON」。彼女たちにも、こんな青春時代があったのかもと思うとかなり萌える。

 今後は、かつて『キャプテン翼』(高橋陽一/集英社)に憧れた人がサッカーを、『スラムダンク』(井上雄彦/集英社)に憧れた人がバスケを始めたように、これらのバレーマンガを読んでバレーを始める人が増えるかもしれない。

文=小里樹
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)

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