なぜ女性たちは格付けし合うのか? 話題の昼ドラ『天国の恋』の女性キャラたちも!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年11月20日 11時40分

写真

『格付けしあう女たち 「女子カースト」の実態』(白河桃子/ポプラ社)

 『牡丹と薔薇』『赤い糸の女』などドロドロの人間関係を描く“昼ドラの名手”中島丈博。彼が脚本を手掛ける最新作『天国の恋』(東海テレビ系)がネットを中心に話題を集めている。物語のメインはアラフォー女性と年下男との恋愛だが、視聴者の心を捉えているのは個性的なキャラクター。中でも主人公や腹違いの妹、元同級生たちの会話は、家庭環境から恋愛まであらゆるネタに、マウンティングが張り巡らせられているのだ。

関連情報を含む記事はこちら

 一般的に男性は「年齢」「社会的な地位」「年収」というシンプルな基準で人間関係を築くが、女性は多くの項目で張り合うと言われている。この複雑な“女子カースト”を解いたのが、少子化ジャーナリストとして多くの女性に取材を重ねてきた、白河桃子氏の『格付けしあう女たち 「女子カースト」の実態』(ポプラ新書)である。

 白河氏は女子カーストが生まれる理由を、「男性は多くの場合、自分の実力次第の人生」になるが、女性の場合は結婚により「“人の人生に乗っかり、格上げする”“リボーン”という夢」が残されていることを上げている。つまり学生時代にモテなくても、高収入の男性と結婚し、都心に一軒家を購入すれば、簡単に階級を飛び越えることができるのだ。そのため、結婚相手の収入・家柄・見た目、挙句のはてには子どもの人数や性別、お受験した学校までがマウンティングの対象になる。

 恐ろしいのは、女子カーストは、子どもがいる「ママカースト」だけでなく、「恋愛・婚活カースト」「女子大生カースト」「オフィスカースト」と、ライフステージごとに存在していること。

 例えば、「婚活カースト」を決定する最重要項目は年齢。若ければ若いほど重宝されるというが、これは女性同士というよりは男性の目線が反映された形になっている。「女子大生カースト」では、社会人や男友達にいかに人脈があるか、合コンや飲み会を上手く盛り上げられるかといった「コミュ力の高さ」が問われる。「オフィスカースト」は、時短制度を活用する「ワーキングマザー」と「子ナシ女性」、会社における居心地の良さや勤続年数を盾に場を支配しようとする「お局様」と「若手」など、より複雑化しているという。

 本書では女子カーストの生まれる場所を「ヒマがある集団」「狭くてぬるい均質な集団」「逃れられない集団(会社、ママ友など)」と指摘。しかし、実社会で生活する人の多くはいずれかの項目に当てはまるコミュニティに所属せざるを得ない。では「女子カースト」から逃れられる手はないのだろうか。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
ダ・ヴィンチニュース

トピックスRSS

ランキング