「母親失格」を告白 美奈子流のたくましき子育て術

ダ・ヴィンチニュース / 2013年11月20日 11時40分

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『母親失格~それでも、子どもが強く明るく育つ理由』(美奈子/朝日新聞出版)

 まちがいなく2013年の話題の人である美奈子さん。テレビ朝日のバラエティー番組『痛快! ビッグダディ』に出演して大ブレイク。ビッグダディとの出会いや別れ、波瀾万丈の人生を綴った初の著書『ハダカの美奈子』(講談社)は20万部を超えるベストセラーに。オフィシャルブログを7月に開始するやランキングトップに躍り出て、現在も上位をキープ中。タレントに転身してからは、バラエティー番組やイベント、雑誌連載等など各方面から引っ張りだこ。

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 とにかく世間は、彼女の一挙一動に興味があるらしい。『痛快!ビッグダディ』の続きを見ているかのように彼女のブログをチェックして、彼女の暮らしぶり、子どもたちの成長を見守っているのだ。

 30才で3度の離婚。6人の子どもを抱えるシングルマザー。ブログのコメント欄は同じような境遇の女性たちのさながら“人生相談室”のようになっている。 そんな美奈子さんの最新刊は、待望の子育て本。タイトルがすごい。『母親失格~それでも、子どもが強く明るく育つ理由』(朝日新聞出版)ときた。

 子どもには自分のことを「美奈ちゃん」と呼ばせ、子ども同士も名前で呼び合う。家のことは、美奈子さんと6人の子どもたち全員で分担制。14才の長男から2才の末っ子まで、6人の子どもたちそれぞれに役割を与え、できなければ本気で叱る。「いわゆる“母親業”は完全に落第です。母親失格です」と本人も認めているが、それでも彼女の6人の子どもたちは強く明るく、元気いっぱいに生きている。

「役割分担はあるけれど、親子・きょうだいという名の“上下関係”がないのが美奈子ファミリーの基本ルール」

「“あのときよりマシ”と思えるどん底を経験したから、いまはどんなことも乗り越えられる。“お母さんじゃない自分”より幸せな自分は想像できない」

「子どもの前で泣いたり弱音を吐いても構わない。そんなことで子どもは親のことを嫌わないですよ」

「子どもがいるからって、何ひとつあきらめることなんてない。再婚もあきらめてないし、もっともっと子どもも欲しい」

 美奈子さんの発言は、いつだって単純明快、歯切れがよい。どんなにたたかれても、アンチが増えようともブレることがない。子育てにも迷いがない。超肉食系でパワーあふれる美奈子さんのようなタイプは、いまの時代には珍しい。

 女性の社会進出が進み、高学歴・バリキャリ女性が増える一方で晩婚化・晩産化には歯止めがかからない。少子化問題は深刻で、私たちの老後を脅かしている。景気回復を実感するにはほど遠く、「なんかいいことないかなぁ」と日本全体が常に大きなため息をついているような時代。美奈子さんがよくも悪くもこれだけ注目を集めるのは、彼女が七転び八起きしながらも、自分の気持ちに素直に生きていてるからではないだろうか。

 “大人の事情”や“しがらみ”なんて気にしない。“世間体”ってなんのこと? 本能の赴くまま、気の向くまま。一見、無謀で無計画な彼女の生き方は、とてつもなく大きなリスクを背負うことでもある。それを強く明るくたくましく実践している姿に、人々は引きつけられるのであろう。


文=小宮静

ダ・ヴィンチニュース

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