“おじさんブーム”再燃か? 街にいるヘンなおじさんが熱い!

ダ・ヴィンチニュース / 2013年12月8日 12時30分

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『おじさん追跡日記』(なかむらるみ/文藝春秋)

 昨年、女子のあいだで密かに巻き起こった「おじさんブーム」。その火付け役となった『おじさん図鑑』(なかむらるみ/小学館)のパワーアップ版ともいえるのが、新刊『おじさん追跡日記』(なかむらるみ/文藝春秋)だ。謎多きおじさんを図鑑として解説した前作と大きく違うのは、今回はおじさん自身にインタビューを決行している点。しかも、前作以上に濃すぎるおじさんが集結しているのだ。

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 たとえば、茨城県つくば市にある某宇宙センター内でコンビニ店長をつとめる皆川さん、というおじさんの場合。「“インパクト大”の名物おじさんがいる」と聞きつけて著者がコンビニまで出向いたところ、そこにいたのは、同じ名前の大人計画・皆川猿時ばりのモミアゲ面積を誇るおじさん。しかも、なぜか前髪だけがクルリとカール&金髪。後ろ側もイプシロンロケットの打ち上げが成功したときには「祝E‐1」と刈り上げるなど、サービス精神旺盛だ。しかも、このヘアカットには1回8000円もかかるというのに、「宇宙~?興味ねぇな」というのだから、訳が分からなくなる。だが、こんなユニークなおじさんが宇宙業界を支えていると思うと、ちょっぴり胸がアツくなるではないか。

 また、「とにかくすごい奇想天外なおじさんがいる」と聞き、著者が千葉県柏市まで会いに行ったのは、吉田さんというおじさん。「目標は2030年に老衰!」と公言する吉田さんの個性がみなぎるのは、水泳用パンツのバリエーション。元ゲームセンターである自らの店に飾られたそれには、お尻の部分に「白内障」「貧血」「減量中」「前立腺」「2030年終了」などと白い文字で書かれている。なんでも、水泳教室の先生にいちいち持病を報告するのが面倒になって書き始めたのだとか。さぞかし同じ水泳教室の方は何事かとビックリしているに違いない。ちなみにこの吉田さん、男女がまぐわった色っぽい写真を「魔よけ」として肌身離さず持ち歩いているそう。いわく「これを見せると誰もが逃げ出す」らしい。たしかに、突然見せられたら3歩は確実に後ずさりしてしまうかもしれない。これも、おじさんの知恵というものなのだろうか。

 このほかにも、女装が趣味のマロンちゃんというおじさん(仕込み前の普通のおじさん状態も取材!)や、カラオケで桑名正博を熱唱するサラリーマン、金魚すくいが趣味の寿司屋のマスター、さらには文藝春秋の社長や「雑学王」として有名な唐沢俊一も登場。肩書きや年齢は違っても、おじさんというのは実にヘンな生き物であることがよくわかる1冊だ。

ダ・ヴィンチニュース

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