レッドブルはリボビタンDをヒントに作られた! 世界で52億本も売れる理由とは?

ダ・ヴィンチニュース / 2013年12月26日 12時10分

写真

『レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか』(ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー:著、楠木建:その他、長谷川圭:訳/日経BP社)

 レッドブル、知っていますか? 飲んだことありますか? 飲んだことはなくても、コンビニの店頭で見たという方や、F1やスポーツの広告、あるいはレッドブルの缶を乗せたキャンペーンカーが走っているのなら見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。なんか、変な広告やっているよなあ…と思った方、それです。まさにレッドブルの戦略にはまっているのです。

レッドブルについてもっと詳しくわかる記事はこちら

 今回紹介する1冊は、『レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか』(ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー/日経BP社)。レッドブルは、オーストリア人がベンチャーを起こしヒットさせた商品ですが、きっかけは日本のリポビタンDだったことはあまり知られていません。いわゆる滋養強壮剤に近い炭酸飲料をエナジードリンクとして売り出したのです。この商品のヒットは独特のマーケティング、それも広告にあります。若年層をターゲットに、F1などエキサイティングなスポーツに協賛をして、栄養剤にある「疲労回復」のイメージよりも「情熱のためのエナジードリンク」というブランディングに成功しました。

 楠木建一橋大学教授はこのブランディングに対し「栄養剤はマイナスをゼロにもっていくものだが、レッドブルはゼロをプラスにもっていくもの」と指摘しています。疲れたから飲む栄養剤でなく、「これからやるぞ」という時に飲むエナジードリンクという独特のポジショニングを獲得したレッドブル。

 売上非公開ながら全世界で数十億ドルの売り上げを築いたブランド戦略を本書から学ぶことができます。読んでから、1本飲んでみるとまた一味違うかもしれません。

文=横田浩一

ダ・ヴィンチニュース

トピックスRSS

ランキング