卵子は確実に年をとる…、本当は怖い高齢出産のリアル

ダ・ヴィンチニュース / 2014年1月15日 20時20分

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『本当は怖い高齢出産 妊婦の4人に1人が35歳以上の時代』(週刊現代編集部:編/講談社)

 「恋愛に興味がない」という、“絶食系”男子が増えてきた。「そもそも人を好きにならないし」と、“恋愛低体温”を決め込む女子も増えている。

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 働く30代女性であれば「仕事がひと段落しなければ子どもは産めない」迷いもあるだろうし、男性なら「現在の収入では子どもをもつことは難しい」と、悲観的な人もいるかもしれない。社会的な背景や個人の事情が晩婚・少子化を加速させるのは、なかばいたしかたない。

 実際、厚生労働省の発表によれば、女性が初めて出産する平均年齢は2011年に30.1歳と30歳を突破。40歳以上の出産は3万8280件と、10年前のおよそ2.5倍にまで増加している。35歳以上で出産する高齢出産の割合は、現在妊婦の4人に1人に当たる。恋愛も、結婚も、子どもをもつことも、人生の選択肢が多様化すること自体は、決して悪いことではない。

 ところが、人の気持ちや世相は変われど、生物としてのヒトの体のメカニズムは、遥か昔から変わらない。男性の精子は、老人になるまで新しい細胞がつくられ続けるが、女性の卵子の細胞は、胎児の時期から卵巣の中につくられ、この世に誕生すると同時に、その持ち主と同時に年をとっていく。さらに、卵子は年を経るごとに、その数や質の低下および、染色体異常の頻度が増加していく。実は精子と卵子では、時間経過がまったく異なるのだ。

 まだ、関心があまりもてないし、詳しい知識ももちあわせていないという人は、『本当は怖い高齢出産 妊婦の4人に1人が35歳以上の時代』(週刊現代編集部:編/講談社)に、ぜひ目を通してみてほしい。

 本書は『週刊現代』(講談社)で連載された特集記事「高齢出産・不妊治療・出生前診断」をもとに、加筆再構成されている。東尾理子さんやジャガー横田さん、野田聖子さんなど、高齢出産や不妊治療を経験した著名人の実例を軸に展開しているのが特徴的だ。男性では、壮絶な不妊治療を経て、現在では1女2男の父となったダイアモンド✡ユカイさんが、男性不妊の現状について貴重な体験を明かしている。

 急増する高齢出産についての章は、東尾理子さんの告白から始まる。「結婚後、35歳になってから、妊娠、出産の適齢期が実は10年前だったと知ったんです。年をとるごとに妊娠率がどんどん下がっていくことも、45歳を過ぎると妊娠がほとんど難しくなるということも、自分で不妊治療を経験して初めて知りました」

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