ベストセラー作家も大絶賛の名作コミック かまたきみこ『KATANA』10巻登場!

ダ・ヴィンチニュース / 2014年2月11日 9時20分

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『KATANA 衛府の太刀』10巻(かまたきみこ/KADOKAWA 角川書店)

 多くのファンに絶大な支持を受けるコミック『KATANA』。1年ぶりとなる最新刊「衛府の太刀」がいよいよ刊行される。イギリスの古城を彷徨っていた平安時代の兄弟刀の魂魄。その強い絆に高校生刀研師・成川滉と宝刀・襲刀はなんと応えるのか?

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 鎌倉時代から続く刀鍛冶師の名門に生まれた成川滉。祖父は刀剣界の重鎮。厳格な父親も祖父のもとで修業をする刀鍛冶だ。中学の時には一通り研ぎの仕事ができるようになっていた滉は、幼いときから不思議な力を持っていた。人や獣の姿として、刀の「魂魄」が見えてしまうのである。そして魂魄と言葉を交わすことも……。

 魂魄とは刀の宿り神のようなもので、刀の持ち主が大切に扱えば持ち主の凶運や不幸を取り除く守り刀となり、逆に錆びたままでほうって置かれると、みすぼらしいミイラのような姿になって、ときには厄をおこす。しかし、刀研師によって見事に研がれると、それまで衰えていた魂魄も本来の姿を取り戻す。

 幼いとき、親戚の結婚式で、父が鍛えた守り刀を花嫁に渡す役を任された滉は、守り刀の魂魄が「こんな結婚は許さん」「不幸になってしまうぞ」と言う声を聞いた。「別れろ」と言う魂魄だが、もちろん滉以外の人間には姿も見えず声も聞こえない。どうしていいのかわからなくなった滉は思わず「あの男の人こわいっ」と叫んでそのまま倒れ込んでしまった。魂魄の言葉通り、新郎は借金まみれのやくざで、結婚によって金と土地を手に入れることを狙っていたと発覚。結婚はご破算になった。

 そんな不思議な力と、刀鍛冶という家業のために幼稚園の頃からクラスメートからは疎んじられる存在。高校は中学の学区ではなく、離れた学区の進学校に進んだが、それでもなお、学校内には親しい友達と滉を遠巻きにしている連中とが存在する。

 高校生になった滉は、あまりにも現代的ではない「刀研師」という仕事を嫌っていて家を継ぐつもりもないのだが、刀研師としての腕は抜群。普段は頼りないが、刀にふれるとなぜかしゃきっとするほど刀には惚れ込んでいる。成川家の刀たちも滉のことを親しみを込めて「ぼっちゃん」と呼んでいるほどだ。

 第4話「襲刀」で、滉はかつては朝廷の邪鬼払いの刀で、いまは幸御家の家宝となっている襲刀と出会う。バラの香るお屋敷の庭で出会った少年(襲刀の魂魄)に導かれた滉は、屋敷の中に入って宝刀・襲刀を手にするのだ。襲刀が一方的に滉を主と決めて姿を顕し、幸御家の新当主に指名したのだ。

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