寝ながら健康になれる? 100歳まで元気でぽっくり逝ける眠り方

ダ・ヴィンチニュース / 2014年3月2日 9時20分

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『100歳まで元気でぽっくり逝ける眠り方』(大谷憲、片平健一郎/あさ出版)

 「十分睡眠時間を取っているのに、スッキリ目覚められない」「寝ても寝足りない」など、多くの人が睡眠に関する悩みを持っているのではないだろうか? 季節の変わり目は特に、眠りに関する悩みが増える。私自身も、春や秋になると夜眠れなくなることがある。

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 悩ましき春が来る前に、読んでおきたいのが『100歳まで元気でぽっくり逝ける眠り方』(大谷憲、片平健一郎/あさ出版)。同書では、健康な毎日を送り、苦しまない最期を迎えられるかは「眠り方」にかかっていると説く。睡眠の大切さを理解でき、質の良い睡眠のとり方を教えてくれる。

 そもそも睡眠とは、なぜ必要なのだろうか? 「体を休める」ためと思われがちだが、同書によると、体の疲れそのものは、1時間半くらいの睡眠時間で回復できるのだという。何より大切なのが、脳を休ませること。睡眠を取って脳を休ませる成長ホルモンを分泌させることで、骨や筋肉を作り、傷んだ組織を修復しているのだ。毎日5000億~1兆個の細胞が再生されており、睡眠が十分でないと、細胞の再生が不完全になってしまうため、病気にかかりやすくなる。この成長ホルモンを正しく分泌させるゴールデンタイムが、午後10時~午前2時までの間。規則正しい生活が何よりも大事なのだ。

 成長ホルモンのほかにも、睡眠中にはさまざまな種類の脳内ホルモンが分泌されている。アンチエイジング効果、抗がん作用、老化防止、ストレス緩和など、睡眠は健康状態を維持するのに不可欠な要素だということを改めて認識させられる。世の中にはさまざまな健康法があるが、一番手っ取り早いのは、誰でも必ずしている睡眠の質を高めることなのだろう。

 質の良い睡眠を取るために、著者が提唱しているのが「あたため睡眠法」。睡眠中、人間の体温は1~1.5℃くらい下がる。体温が1℃下がるごとに免疫力は35%下がり、基礎代謝能力も15~25%も下がってしまうというデータがあり、睡眠中は病気になりやすい状態ともいえる。これを解消するために、体を温めながら眠ることが大切なのだという。

 かといって、電気毛布やカーペットなどを使うのはNG。体に有害とされる電磁波を出しており、体を温めて水分も奪ってしまうため、脱水症状に陥ってしまう。では、寝るときにはどのように体を温めればいいのか?

 一番いいのは、温泉に浸かってから眠ること。温泉に溶け込んでいる鉱石から遠赤外線が放射され、体がポカポカした状態が続くからだ。難しい場合は、医療用遠赤外線パッドで体を温める。また、日中太陽にあたることも、睡眠を促すホルモンを分泌させることにつながる。

 あたため睡眠は、血流を良くする効果もある。これまで5000人以上の毛細血管を見てきた著者は、血流は健康のバロメーターだという。あたため睡眠は、自律神経の中でもリラックスしているときに働く副交感神経を優位に立たせることができる。睡眠時に血流が良い状態だと、体温が高くなり、さらに心地よい睡眠がとれるようになる。血流と睡眠は、密接な関係にあるのだ。

 同書ではほかにも、「眠る1時間前は蛍光灯を消す」「カーテンは10センチだけ開けて眠る」「冷たい水を飲みすぎない」など、睡眠と血流を整えるための簡単な15のルールを紹介している。このあたため睡眠を実践して、「ダイエットができた」「シミがなくなった」という声も上がっているのだそう。

 毎日の睡眠を少し変えるだけで、思いもよらなかった効果まで期待できる。今日からさっそく試してみてはいかがだろうか。

文=廣野順子(Office Ti+)

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