ソメイヨシノ、ケヤキ…、街路樹の名前のトンデモ由来

ダ・ヴィンチニュース / 2014年3月5日 18時30分

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『街路樹の呼び名事典』(亀田龍吉/世界文化社)

 そろそろ寒い冬も終わりを迎えようといった気配。花粉はイヤだけど、早く春来て! と思っている人はさぞ多いことだろう。そんなぽかぽか陽気の春の散歩がもっと楽しくなる『街路樹の呼び名事典』(亀田龍吉/世界文化社)が3月3日に発売された。『雑草の呼び名事典』につづくシリーズ第2弾となる本書は、(ウケるかどうかはさておき、)花見会場でちょっと小ネタを披露するのにぴったりの「ソメイヨシノ」の由来ほか、身近な街路樹80種の呼び名と名前の由来を紹介している。木肌、葉、花、実といった街路樹の特徴をキリヌキ写真と生態写真で見てわかるのも楽しい。
 
 日本全国に街路樹は、約700万本もあるそうで、「ハナミズキ」「ヤマモモ」「サンゴジュ」など、美しい名前のものがある一方で、えっ誰が名づけたの? というような「サルスベリ」「ヤマボウシ」「オウゴンニセアカシア」など、よくわからない名前がつけられてしまった街路樹も。そんな街路樹の名前の由来からは、日本人の感性の奥深さを垣間見ることもできる。

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 さて、「ソメイヨシノ」の由来だが、“江戸染井村の植木職人が交配し「吉野桜」の名で売り出したことによる”らしく単純ともいえば単純だが、苗字の由来のように、地名の影響をうけているのがわかる。「ケヤキ」は、“木目が美しいことからすばらしを意味する古語 <けやけし> が転訛したもの”。ドングリのなる木でお馴染みの「マテバシイ」は、“実は食用になるが椎(スダシイ)のようにおいしくないことから、しばらく待てば椎のようになる”というダジャレかよ! とつっこみたくなる名前の由来までさまざま。

 ハンディサイズの本書をお供に、自然に触れて一足先に春を感じてみるのもいいだろう。いつも素通りしている街にも新しい発見があるはず。

ダ・ヴィンチニュース

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