春のスイーツは美少女添えで。「かわいいと美味しいは、正義!」を全力で表現するとこうなる

ダ・ヴィンチニュース / 2014年3月12日 11時20分

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『みくり学園スイーツ部』(ポルリン/富士見書房)

 「木工ボンド」「ジャージ」「奉仕」「古典」「隣人」「巫女」「ホスト」……。さて、一見何の関連性もなさそうに見えるこれらのキーワードに共通するものは何だかお分かりだろうか?

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 即答できた方はかなりのマニアだろう。これらは全てアニメや漫画、ラノベに登場する架空の部活動の名前なのだ。(以下、登場作品名)

・木工ボンド部(撲殺天使ドクロちゃん)
・ジャージ部(輪廻のラグランジェ)
・奉仕部(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)
・古典部(氷菓)
・隣人部(僕は友達が少ない)
・巫女部(D.C. ~ダ・カーポ~)
・ホスト部(桜蘭高校ホスト部)

 これら以外にも、近年、学園が舞台の作品には、何をやっているのかよく分からない部活が数多く登場しており、どちらかと言えば文科系の部活動の方がこの傾向が強い。中には「ハーププライサー同好会」(ベン・トー)というスーパーの半額弁当奪取が活動目的のものもあり、部活動の意義とは一体何なのか小一時間ほど考えたくなりつつも、「こんな部活なら入ってみたい」と思えるもの多い。

 さて、そんな“変な部活”業界に超新星が登場した。部活名がタイトルにもなっているコミック『みくり学園スイーツ部』(ポルリン/富士見書房)だ。

 その名の通り、スイーツを食べるだけの部活で、部員である4人の女の子が「ヨックモックのシガール」「アンファンスのホワイトモンブラン」「カカオエット・パリのショートケーキ」「石村萬盛堂の鶏卵素麺と鶴乃子」「シンチェリータのラックブランシュ」などなど実在するスイーツを食すのが特徴だが、何よりすごいのは物語の中でほぼ事件らしきものが起きないこと。

 通常の学園ものの定番ネタとして、部員が集まらないとか、変な部長に振り回されるとか、生徒会や教師と衝突したりするなど、何らかの事件が起ったりするものだが、このスイーツ部はいたって平穏で、ちょっと人見知りな女の子・栗山ユミノを中心に、明るく楽しい先輩たちとのほのぼのとした部活ライフが描かれていくだけなのだ。

 しかしこの突き抜け感が何とも心地いい。異様なまでにこだわって描かれたスイーツと、それを美味しそうに頬張る美少女たち。作者の伝えたいことが、これ以上ないくらいストレートに伝わってくるのだ。すなわち「かわいいと美味しいは、正義!」。

 春はスイーツの季節。この作品を道案内に、食べ歩きしてみるのも楽しそうだ。


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