テレ東の新深夜ドラマは大根仁監督・脚本の下町探偵物語

ダ・ヴィンチニュース / 2014年3月12日 11時20分

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『リバースエッジ 大川端探偵社』(ひじかた憂峰:著、たなか亜希夫:イラスト/日本文芸社)

 4月スタートの連ドラで注目しているのは、『リバースエッジ 大川端探偵社』。監督・脚本は、『モテキ』『まほろ駅前番外地』など、ディープな世界観で魅了する深夜ドラマの帝王・大根仁。2作と同じテレビ東京の深夜枠(金曜/深夜0時12分~)で放送される。

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 なにせ原作である同名マンガが面白い。舞台となるのは、浅草・隅田川沿いに建つ探偵事務所「大川端探偵社」。スタッフは、探偵社所長、調査員・村木、受付嬢・メグミの3人で、そこに数々の依頼が舞い込むわけだが、依頼内容が一癖も二癖もあるのだ。「超豪華客船で行われるらしいカラオケ大会に出たい」「覗き部屋のあるラブホテルを探してほしい」「狸の置物の中から3億円が見つかったのだが…」などなど。都市伝説並みの珍妙なものも多いのだが、村木は各所を歩いて調査し、所長は裏街道のあらゆる人物とのネットワークを使う。

 派手なトリックも推理もなく、地に足の着いた方法で導かれる答えは、心温まるものから欲望をとことん見据えたものまで人間模様が凝縮されている。浅草の下町情緒が醸すノスタルジーな雰囲気、多くを語らず余韻を残すラストからも、「こんなドラマが起きているかも…」と思わされるリアリティがある。最近の謎解きドラマにはない、奥深さを堪能できるはずだ。キャストはオダギリジョー(村木)、石橋蓮司(所長)、小泉麻耶(メグミ)とイイ感じ!

文=平山ゆりの(日経エンタテインメント!)/ダ・ヴィンチ4月号「出版ニュースクリップ」

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