「わたしたちはみんな親戚?」 素朴な疑問に一流が答える

ダ・ヴィンチニュース / 2014年3月14日 11時30分

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『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え 世界の第一人者100人が100の質問に答える』(ジェンマ・エルウィン・ハリス:編、タイマタカシ :イラスト西田美緒子:訳/河出書房新社)

 昔、アニメでやっていた「一休さん」。その中に登場する「どちて坊や」をご存じだろうか?

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どちて坊や「どちて毛がないんでちゅか?」
一休さん 「ぶつかって転んでも安心でしょ? その心はケガなくて良かったね」
どちて坊や「どちてくるくるするんでちゅか?」
一休さん 「こうするといい知恵が出るんだよ」
どちて坊や「どちて出るんです?」
一休さん 「どうしてかな? おまじないみたいなもんだよ」
どちて坊や「どちておまじないでちゅか?」
一休さん 「自分でそう思ってるからだよ!」

 さすがの一休さんも、最後はイライラしながら答える。子どもはとても素朴でストレートな質問をぶつけるものだ。大人になればなるほど、「なんで?」「どうして?」なんていちいち考えないものだから、あんまり突っ込まれても答えきれず困ってしまう。

 そんなときに便利な質問回答集が『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え 世界の第一人者100人が100の質問に答える』(ジェンマ・エルウィン・ハリス:編、タイマタカシ :イラスト西田美緒子:訳/河出書房新社)。4歳から12歳まで数千人の子どもたちから一番知りたい疑問を集め、それに科学者、歴史学者、哲学者、心理学者などなど、超一流の人々が子どもの目線に合わせてわかりやすく回答している。

■「わたしたちはみんな親戚?」
 うーん…ずっとずっと昔に遡ればそのはず。サルが2本足で立って、いっぱい増えて…などという私の要領をえない回答は置いといて、進化生物学者のリチャード・ドーキンス氏は次のように答える。

「だれにでも親がふたりいる。親にもふたりの親がいるから、みんな4人のおじいさん、おばあさんがいる。そうして何世代前まで遡っても、その世代にいた祖先の数を計算できる。2をさかのぼる世代と同じ回数だけかけあわせればいい。100年で4世代遡ると考えたとき、1000年ならおよそ40世代前。2を40回かけると、1兆を超えてしまう。ところが、その頃の人口は、世界中合わせても3億人ほど。でも今計算したのは、たったひとりの祖先だけ。ではみんなの祖先は? 祖先が重なっていると考えるとつじつまが合う。つまり、私たちはみんな親戚どうしということ」

 ツッコミようのない答え。言われてみれば簡単なようだけど、自分ではなかなか思いつかない。


■「スポーツで負けてばかりのとき、どうすればやる気がでる?」
 「きっと次は勝てるよ、自分を信じて」なんて安易な言葉しか思い浮かばないが、陸上競技選手でオリンピック金メダリストのケリー・ホームズさんは次のように答えている。

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