吉浦監督に聞く『サカサマのパテマ』が生まれた理由とその魅力

ダ・ヴィンチニュース / 2014年3月23日 9時20分

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第17回文化庁メディア芸術祭でアニメ部門の優秀賞を受賞した『サカサマのパテマ』

 来る4月25日(金)、アニメ映画『サカサマのパテマ』がBlu-ray/DVDで発売されます。上のイラストで“サカサマ”になっている少女が、主人公のパテマ。映画では彼女がもうひとつの世界の少年・エイジと出会い、交流する様子が描かれます。

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 この“サカサマ・トリップ・スペクタクル”は2013年11月の公開後すぐに評価を高め、第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門では優秀賞を受賞しました。その魅力を今回から2回に渡って、新人声優の高野麻里佳が監督・脚本の吉浦康裕氏に迫ってみます。

――『サカサマのパテマ』の内容を簡単に教えてください。
ヒロインだけ重力が逆さま、という設定ありきの物語ですね(笑)。奇抜な設定ですが、それ以外はシンプルで王道なボーイミーツガールな映画です。


――シンプルな内容にした理由はなんですか?
最初に映画のメインビジュアルの原形のイメージがあったのですが、設定が奇抜なのに話まで奇抜だとマニアックな映画になってしまいそうで。そのため設定以外はシンプルで王道にして、バランスを取りました。逆にこのアイデアがなかったら、こんな王道にチャレンジしようとは思わなかったです。


――そのメインビジュアルですが、上下逆にしようとは考えましたか?
ありました。実際どちらもアリなんですよね。でもひっくり返してみる人も多いでしょうし、それだけでガラッと印象が変わるのがこの作品の醍醐味と言えるかもしれません。


――このアイデアはどのように思いついたのでしょう?
僕が子供のころに住んでいた北海道の札幌は空が広く高いんですよ。それで、なぜか自分が地面に立って空を見上げてると、たまたま空が上ではなく下に広がっていて、自分はポロッと落ちちゃうんじゃないかと考えて怖がっていました。これはみんな考えていることだと思っていたのですが、成長して周囲の人に聞いても特にそんなことはなくって。


――確かに、あまり想像できません(笑)
だからこそ、いつか物語に使えるんじゃないかと思って、逆さま人間というアイデアをストックしていました。そして今回初めて劇場作品を作るチャンスが巡ってきたので、ひと目でわかるアイデアで勝負しようと思い、ストックから出してきたんです。


――では北海道の壮大な大地が生んだアニメなんですね。
ただ、僕は北海道に6歳までしかおらず、それから福岡に行ったんですけどね(笑)

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