香取慎吾も番組で体験! 新幹線清掃のスゴすぎる早ワザの裏の感動秘話に涙

ダ・ヴィンチニュース / 2014年4月1日 11時30分

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『新幹線 お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?』(遠藤功/株式会社あさ出版)

 先日なにげなくTVをつけたら、バラエティ番組『おじゃマップ』(フジテレビ系)で、SMAPの香取慎吾やアンタッチャブル山崎が、新幹線清掃に悪戦苦闘していました。

『新幹線 お掃除の天使たち』本の中を見る【画像あり】

 彼らが1日体験したのは、鉄道整備株式会社、通称“テッセイ”の新幹線清掃業務。ダイヤの乱れを招かぬため、1チーム22名編成、わずか7分間で新幹線をピカピカに磨きあげるという、スゴ腕の清掃会社です。その驚異的なスピードは、フランスの国営鉄道が見学に訪れ、アメリカのCNNが特集を組んだほどのハイレベル。

 番組で紹介された作業工程は、ごみ回収に1分30秒、座席の回転に30秒、拭き掃除と掃き掃除で4分、1分で最終チェックを完了させるという、実に緻密で過酷なもの。『おじゃマップ』メンバーもテッセイの方たちに叱咤激励されながら、最後にはなんとか目標をクリアし、その表情まで清々しく変化していたのが印象的でした。

 そんなテッセイの“世界一の現場力”に迫る本が『新幹線 お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?』(遠藤功/株式会社あさ出版)。発売後、たちまち10万部を突破したという話題作です。テッセイには「エンジェル・リポート」と呼ばれる仕組みがあります。エンジェルとは、現場でコツコツと頑張っている天使のような人のこと。その人の素晴らしい取り組みをリーダーが見つけてリポートし、職場の壁に張り出したり、PCで配信するというシステムです。本書におさめられた、清掃現場で起きている知られざる“ちょっと素敵なエンジェル・ストーリー”には、仕事とは何か、働くとは何かを考えさせられ、“おもてなし”の心をたずさえ誰も見ていないところで汚れと懸命に格闘する人々の姿に、心打たれます。

 あの東日本大震災の当日、自家発電の電源がなかった車両はトイレの水が流れず、その汚れっぷりはまさに“惨状”だったそうです。リーダーすら一瞬ひるみそうになる目もあけていられない悪臭の中、トイレ担当の2人はイヤな顔ひとつせずに黙々と手で作業を進め、トイレをひとつひとつ、隅々まできれいに仕上げて、「がんばるぞ、日本」と言葉を交わしあったエピソードには、思わずこみ上げてくるものがありました。

 なぜ、新幹線の車両清掃会社が、これほど人々の胸を打つのでしょうか。それは、スタッフひとりひとりが“自分が主役である”という自負をもって仕事を受けもち、会社の理念である「さわやか・あんしん・あったか」を創造するため、日々たゆまぬ努力を続けているから。

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