なぜ男は妻よりも美しくない女性と浮気をするのか?

ダ・ヴィンチニュース / 2014年4月4日 11時30分

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『なぜ男は妻よりも美しくない女性と浮気をするのか?』(中里妃沙子著/宝島社)

 パート収入のある“ちょこキャリ”専業主婦の友人とランチをしていて、ドキッとするセリフを耳にした。

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「結婚なんて、最初に契約書をつくって、更新するかどうかは5年ごとに見直すシステムにしたらいいと思うの」

 彼女は御主人の仕事の都合でここ10年ほど遠距離婚状態だ。

 そもそも、お互いのことをわかりあう前に適齢期結婚して、翌年には子どもを出産。怒濤の子育てが落ち着いてみると、時がたつごとに夫への違和感が徐々に強まり、遠距離婚以降はたまに顔を合わせても、もはやどうしていいのかわからないほど“他人”なのだという。そこで冒頭の発言になる。

 厚労省調べによれば、離婚率は年々減少してはいるものの、3組に1組、1日に600組強の夫婦が離婚している計算になるという。その原因はさまざまだが、年間300件の離婚相談を受ける弁護士・中里妃沙子氏の著書『なぜ男は妻よりも美しくない女性と浮気をするのか?』(中里妃沙子著/宝島社)によれば、世代ごとに一定の傾向があるのだとか。

「セックスレスが原因、妻が切り出す20代草食系夫離婚」「30代で急増する、夫が切り出すたちの悪いモンスター妻離婚」「夫も妻も、人生のリセット離婚が加速する40代」「50代妻が思い立つ“もうやってられない”離婚」と、年代ごとに離婚を切り出す側とその理由が異なるのが興味深い。一概に断定はできないが、離婚から今の世相が見えるようだ。

 しかし、離婚の原因で最も多いのは、やはり“浮気”だという。裁判所への離婚申し立て件数で見れば、表面上は「性格の不一致」がナンバーワン。ところが実際に裁判で争われることが最も多いのは「不貞行為」、つまり浮気。中里氏によればほとんどの離婚問題は「協議」で決着がつき事件にはならないが、浮気相談は、最も聞き慣れた事例だそうだ。

 中里氏が仕事を介して知り合う探偵の話では、「浮気相手は、だいたい奥さんよりレベルが落ちる」という。浮気相手になるような女性は概してノリが軽く、それは自分がなかなか本命にはなれないから。そんな自身を理解しているからこそ、その分わきまえて男性にあれこれ尽くすタイプが多く、それゆえ、妻とのやりとりに疲れている男性が引き寄せられるというのだ。

 ちなみに男性から離婚を申し立てる場合の多くは、不倫相手がいるものだとか。

 浮気にはふたつのタイプがあり、ひとつは妻に浮気がバレて離婚を迫られた流れから申し立てたが、内心は困っている場合。もうひとつは、ケースは少ないけれども、男性が妻と別れて不倫相手と本気で人生をやり直したいと、真剣に離婚を求めるケース。中里氏曰く、浮気ではなく「本気」の場合は「実際にお相手に会ってみると、素敵な女性が多かった」とのこと。

 多くの場合、離婚は人生の一大事である。切羽詰まって混乱したり、悩みに悩んで袋小路に入りこんでしまうことも少なくないだろう。

 中里氏は「離婚を心の問題として捉えて悩んでしまうと、そこには正解も終わりもない無限地獄が待っています。ただし、もし感情を抑えて合理的に離婚と向き合うことができれば、そこにはいままでとは違った新しい道が開けます」と述べている。

 感情で受け止めるのではなく、理性的に考える。そうはいっても、それは現実的にはかなり至難の業だろう。誰であっても人生は一度きりで、限りもある。涙や葛藤を乗り越えた向こう側に、希望があってほしいと願ってしまった。

文=タニハタマユミ

ダ・ヴィンチニュース

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