重機萌えが密かなブーム!? “壊し屋女子”がぐっとくる!

ダ・ヴィンチニュース / 2014年4月24日 11時40分

写真

『青とグランドワーカー』(犬童千絵/KADOKAWA エンターブレイン)

 これまでの重機ものは、子供向けのものか建設業者向けの専門的なものがほとんどだった。しかし、昨年から『超重機アスタコNEO ~1/22 スケール超精密ペーパークラフト「アスタコNEO」付き~』(日立建機:監修/マイナビ)や『重機の世界』(高石賢一/東京書籍)など、重機萌えビジネスが密かなブームになっているのだ。そこで、解体業者に勤めるセレナという女の子が登場する『青とグランドワーカー』(犬童千絵/KADOKAWA エンターブレイン)から、さまざまな重機と彼女のコラボを見てみよう。

関連情報を含む記事はこちら

 まず、解体作業中はホコリや砂が舞わないようにホースで水をまくのだが、作中では木造建ての旧校舎をPC200という油圧ショベルで屋根ごとバキバキに壊していくさまと、その隣で水をまくセレナを一緒に見ることができる。健康的な褐色の肌とつややかなロングの黒髪、つなぎ姿。ヘルメットに透明のゴーグル、口元は豹柄のバンダナで覆い、真剣な表情で旧校舎を見つめる美女。重機の美しさと美女を同時に鑑賞できるなんて、たまらないはず。

 また、コマツ製オフロードダンプトラックHD785に乗って、颯爽と現れるセレナ。巨大な重機とそれを運転する女子というアンバランスさには、やはり惹かれるものがある。道行く子どもが「おかーさんあれでっかい!」とはしゃぐ声を聞いて、ふふんと満足そうに笑うセレナだが、「最高積載量91トン最高出力時速65キロメートル! この圧倒的スケールとパワーじゃあ注目して当然よね!」と熱くなりすぎて、信号を壊してしまうおっちょこちょいな一面も。運転中にはさすがに危険だが、重機について一緒に盛り上がれるのは、かなり魅力的だろう。

 そして、重機を操るときの真剣な目やワイヤーを見上げるところなど、重機内の様子や操作の手順と合わせて、彼女の魅力的な表情も堪能することができる。爆破解体するため、柱にドリルで穴を開けるワイルドな姿や、起爆装置を見て「いいないいなあたしにスイッチ押させてよ」という無邪気な顔。「敷地外ガレキ飛散なし」で見事コンパクトに解体できると、興奮した様子ではしゃぐし、現場でヘルメットを被っていない人がいたら「現場ではヘルメット着用の義務!」とヘルメットを被せながら叱る。新人が、PC200で建物を鉄筋ごとネジ切る様を見て「自分もいつかそれ動かしたいっす」と言うと、まるで自分が褒められたかのような顔で「もうちょっとたったらね」と嬉しそうに笑うのだ。こんなにくるくる表情の変わるセレナがいるだけで、現場は和む。

 ほかにも、クライアントからの「外から打ち壊すのもいいけど中から壊すところも見てみたい」という要望に答えて「スキッドステアローダー」で壁を壊したり、レッキングボールという鉄の球で庭にあった人魚の像や小屋を壊す様子も見ることができる。今年は、7月から国立競技場の解体も始まるので、重機萌えはますます高まっていくだろう。もしかすると、「かわいすぎる壊し屋女子」も本当に誕生するかもしれない。

文=小里樹

ダ・ヴィンチニュース

トピックスRSS

ランキング