ハジ多きWEB女子・岡田育が『10代に読んでこじらせた本』ベスト5

ダ・ヴィンチニュース / 2014年5月18日 7時20分

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『有閑マドモワゼル』(長谷部千彩/光文社)

 インターネットがなければ生きていけない“文化系WEB女子”を自称する岡田育。WEBメディアを中心に活動をしながら、コメンテーターとして『とくダネ!』(フジテレビ)にも出演。4月には「cakes(ケイクス)」で連載中の人気エッセイをまとめた『ハジの多い人生』を刊行するなど、メディアをまたいだ活躍を見せている。今回はそんな彼女を形作った「10代に読んでこじらせた本」を選んでもらった。

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【1位】現在進行形でこじらせ中、憧れの女性像
『有閑マドモワゼル』(長谷部千彩/光文社)

「初めて読んだのは雑誌『バァフアウト』の連載誌面、ラリックの指輪について。筆者が何者かまったく知らなかったのに、短い文章でぞっこん惚れ込み、憧れをこじらせて現在に至る。『ハジの多い人生』連載開始当初、編集部からは向田邦子『父の詫び状』のような文章をと依頼され、自分では心密かに本書をお手本に掲げていた……はずなのに、書いてみると見事にどちらとも似ても似つかぬ代物が出来上がり、現在進行形で凹んでいる」(岡田)


【2位】読書することが“反逆”だったあの頃
『ニーチェ全集〈8〉悦ばしき知識 』(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ:著、信太 正三:訳/筑摩書房)

「引越しするたびに捨てよう捨てようと思いつつ、結局捨てられない文庫版ニーチェ全集。カトリック系の女子校に通っていた頃、宗教の授業をボイコットして修道女たちへ見せびらかすようにコレを読むのが最高にパンクな行為だと思っていた。ページをひらくと『神は死んだ!』はじめ各所のキラーフレーズがオレンジ色の蛍光ペンでマークしてあり、今なお色褪せぬその香ばしさを直視できず、捨てるに捨てられず、また書棚に残してしまう」(岡田)


【3位】鏡を覗くように読んだ“変わった子”の話
『流しのしたの骨』(江國香織/新潮社)

「小説に登場する“変わった子”について、まるで自分のことのようだわ、と素直に思える人々は幸いである。“やばい、私、世間からはこんなふうに見えるのか、イヤだ、もっと普通に生きたい!”とメタに悶絶するフシギちゃんは御愁傷様である。私はちょうど本書を読んだお年頃にソレを発症した。もう尾形亀之助の詩集について熱く語ったりできない。ヤナーチェク聴きながらパスタ茹でるハルキストのようには生きられない。やれやれ」(岡田)


【4位】アランでも椎名林檎でもなく福田恆存
『私の幸福論』(福田恒存/筑摩書房)

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