小保方氏もこれからに期待!? 叩かれて強くなるアメリカの女性たち

ダ・ヴィンチニュース / 2014年5月22日 7時20分

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『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』(町山智浩/マガジンハウス)

 「STAP細胞」は果たしてあるのか、ないのか――。

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 小保方晴子氏をめぐる報道が後を絶たない。日本の世論は批判派と擁護派に分かれ、互いの主張を繰り広げている。

 そもそも、彼女は世紀の大発見で注目を集めたわけだが、目立つのは若くてキレイな女性であることを取り上げた記事。年相応の男性だったならばここまで騒々しいことになってなかったのではと思わずにはいられない。女性の社会進出が進んだとはいえ、トップに立って活躍することはやはり特異に見られてしまうのだろうか?

 いや、アメリカでは珍しいことではないらしい。多くの女性が企業のトップとして活躍している。『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』(町山智浩/マガジンハウス)によると、日本企業の女性管理職率が11.1%であるのに対し、アメリカの企業の場合は43%にのぼるという。例えば、現米ヤフーCEOはマリッサ・メイヤーという女性。妊娠中の2012年に、グーグルから引き抜かれた人物だ。また、アメリカ空軍司令官は、マーガレッド・ウッドワードという人なつこい笑顔が印象的な女性。中東との戦争の作戦を指揮し、リビアのカダフィ大佐の無差別攻撃による虐殺を食い止めた。

 多民族国家・アメリカの人権を尊重する風潮によるものかというと、そうでもない。現在のように女性が要職に取り上げられるまで、その道のりは決して平坦なものではなかった。雇用機会均等に関する法律ができたものの、人事を仕切るのは男性たち。まるで見えない天井のように女性の昇進を遮る「ガラスの天井」が存在したという。これを女性たちがその実力を示すことで、打ち破っていった。

○グレース・ホッパー/コンピュータの母
 1906年生まれ。アメリカで初めて数学の博士号を取得した女性。戦後、ハーバード大学で最初のコンピュータ「マーク1」の研究に没頭。しかし、保守的だったハーバード大学は女性であるホッパー氏を教授にしなかった。このため研究のリーダーシップを取ることができず、行き詰った彼女は酒におぼれて警察沙汰を起こし、さらに自殺未遂も図ったという。そのどん底から彼女は立ち上がり、43歳にして実力主義の民間企業へ。世界初の民間用コンピュータ開発チームに参加し、1951年に完成したコンピュータで大成功を収めた。周囲に無理だと笑われながら、機械語でしかプログラムできなかったコンピュータに英語を教えたのも彼女。おかげで、今のように誰もがコンピュータを使えるようになったとか。

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