石ころ以下のはずがない! 原作者がアニメスタッフとして関わった作品紹介

ダ・ヴィンチニュース / 2014年6月20日 19時20分

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原作者のじん氏がシリーズ構成・全話脚本も手掛けている『メカクシティアクターズ』

 少し前、あるアニメーターの「原作者は石ころより役に立たない」という過激な発言が話題になりました。ライトノベルやコミックなど、原作のある作品がメディアミックスとしてアニメ化されることが多くなってきた昨今、作者自らが積極的にアニメスタッフとして関わる事例が増えてきたように思われます。

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 例えば、現在放送中の『メカクシティアクターズ』。この作品では、原作者のじん氏が原作・ストーリー原案のみならずシリーズ構成・全話脚本も手掛けたことが話題になっています。

 普通に考えれば、餅は餅屋、アニメはアニメスタッフに任せるほうが安心できそうなもの。また、原作者はアニメ化によって、原作により注目が集まる可能性が高くなりますので、作品の続きを執筆することも求められます。よって、アニメにまでどっぷり関わっていては原作者の体がいくつあっても足りないでしょう。

 しかし、過去を振り返っても、原作者がアニメに関わることは、決して珍しいことではありません。専門性は才能で、仕事量は情熱で乗り越えて自作のアニメ化に深くかかわった原作者たちは数多く存在するのです。

 そこで、今回は原作者がアニメに関わった作品を振り返ってみましょう。


○原作者が監督まで務めたケース

 『風の谷のナウシカ』『紅の豚』『風立ちぬ』の宮崎駿監督、『アリオン』『ヴィナス戦記』の安彦良和監督のように、アニメーターが自らの漫画や絵物語をアニメ化するケースがまずあります。

 宮崎監督はアニメ制作の隙間を縫うように絵物語や漫画を発表しているのですが、本業はあくまでアニメ監督。
安彦氏は、元々は『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインで知られる超一流アニメーター。しかしながら、『ヴィナス戦記』を監督して以降はほぼ漫画に専念。そんな安彦氏ですが、このほど『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の総監督としてアニメ制作に復帰。否が応にも期待が高まるところです。

 一方、アニメーター出身ではないにも関わらず、自作のアニメ化に際して監督を務めた原作者もいるのが面白いところ。

 最も有名なのは手塚治虫氏でしょう。幼いころから海外のアニメに憧れており、日本国内でアニメ制作の機運が高まると、なんと自らアニメ制作会社を設立。この手塚プロダクション動画部は後に虫プロダクションと改名。マッドハウスやサンライズの母体となりました。『リボンの騎士』『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』を自ら監督。

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