彼女はなぜハマったのか? 人生を変えた「食虫植物」と「昆虫食」の魅力を語る!【後編】

ダ・ヴィンチニュース / 2014年8月14日 5時50分

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カイコ尽くし丼(『特選昆虫料理50』より)

 今から9年前、偶然出会ったハエトリソウに魅了され、食虫植物の虜となった木谷美咲さん。しかし2010年、とある会合で虫を食べる美女に出会い、また新たな扉を開けてしまう…そのきっかけとなった美女は、昆虫食への愛と魅力を紹介した『びっくり! たのしい! おいしい! 昆虫食のせかい むしくいノート』(ムシモアゼルギリコ/カンゼン)の著者、ムシモアゼルギリコさんだった!

【画像あり】「コオロギ入り豆腐ハンバーグ」「カイコ尽くし丼」の写真、著者・木谷美咲さんの顔写真&プロフィールはこちら

「ギリコさんは私の隣に座っていたんですけど、彼女が“面白いものを見せてあげる”とスマホを差し出してきて、見てみるとそこに映っていたのはマダガスカルゴキブリのお粥だったんです! 私はもともと虫は嫌いではない、というか好きだったんですけど、これには驚きましたね! それで私が食虫植物マニアだと知ると、“今度イベントをするので一緒にやりませんか?”と誘われて、ご一緒したのが“奇食の宴”というイベントだったんです。当日はマダガスカルゴキブリとウツボカズラの天ぷらをコラボして、大好評でした!」

 そこで木谷さんはムシモアゼルギリコさんと、『昆虫食入門』(内山昭一/平凡社)の著者である内山昭一さんとトークショーを行い、昆虫食に興味を持って意気投合! その後、木谷さんは内山さんが主宰する「昆虫料理研究会」に参加、毎月研究会が開催している「昆虫食のひるべ」で虫料理のレシピを考えることに。

「父が料理好きで、幼い頃から仕込まれていたので、料理は好きだったんです。虫を食べることも、特殊という意識はなかったですね。とにかく私は珍しい人やものに出会うのが大好きで、そういう自分の知らない世界で手探りで何かをやりたがるタイプなんです。だから虫という新しい食材を使って、まだ誰もやっていない料理を作り出すことは、伸びしろがあって工夫のしがいがあることで、料理心に火が点きました! そこでふと思ったんですけど、人間が集まって狩りをしないと捕れない大きな哺乳類などではなく、植物や魚、そして昆虫といった自分ひとりの力で採取できるものを食べるのはごくごく当たり前のことで、農業が始まる時代まで、人間の祖先がやっていた“腹塞ぎ”なんだなと思ったんです」

 その研究会で集まった膨大なレシピから厳選した美味しい50品の料理を掲載しているのが、日本初となる昆虫料理本『「人生が変わる!」特選昆虫料理50』(木谷美咲、内山昭一 撮影:山出高士/山と渓谷社)で、調理とフードコーディネートはすべて木谷さんが担当しているそうだ。昆虫は見た目やフォルムがダメという人が多いので、本書はすり潰したりエキスを使ったりした「見た目にやさしい昆虫料理」から、見た目も一緒に楽しむ「素材を活かした昆虫料理」、自分で捕まえてきた虫を調理する「野趣を楽しむ昆虫料理」などに分かれていて、昆虫料理初心者も気負わずに始められる1冊に仕上がっている。

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