縁結びスポット島根で始まるアラサー男女の恋の行方は…【朝ドラ好きにオススメ!】

ダ・ヴィンチニュース / 2014年8月24日 5時50分

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『ナビガトリア』(アサダニッキ/講談社)

 朝ドラが好きな人はきっとハマるはず! 『ナビガトリア』(アサダニッキ/講談社)のヒーローは農協勤めのお兄さん、ヒロインは食堂のお姉さん。ハリウッド映画のような大事件は決して起こりませんが、主役のアラサー男女の、田舎を舞台にしたスローライフな牛歩の恋模様が楽しめます。東京での暮らしに疲れ、田舎で感じる人とのつながりに癒しを覚えながらも、いざ腰を据えてみようとすると強い横繋りの中へゼロで飛び込むゆえの疎外感があったり…。“田舎でのんびり=癒し”と安直にはいかないけれど、周囲の力をかりて少しずつ馴染んでいく様子には、ほっと肩の強張りがとけていくような安堵を味わえることでしょう。

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 主人公のこよりは東京生まれの東京育ち。Twitterで仕事疲れをぼやくと、ゆるふわOLユリカさんから「なら島根おいでよ」とリプライがきました。早速その気になっていざ島根。しかし駅についてびっくり仰天、なんとユリカさんは中学生男子の偽装アカウントだったのです。ひとまず中学生男子の兄、野々村昭(ののむら あき)の運転で彼らの実家に向かうと、近所の方々からの大歓待が待っていました。話を聞くうちに、どうやらこよりのことを昭の“東京の彼女”だと思っているようす。慌てて訂正しようとする昭に対し、酒粕で酔ったこよりが「プロポーズまで済ませた仲です」と冗談を飛ばせば、周り中のおばちゃんたちは大盛り上りになってしまい…!?

 タイトルの『ナビガトリア』とは北極星のことを指します。一般的には不動の星とされ、船乗りの方角の導ともなっていました。そんな不動の星を、昭は自分になぞらえます。祖母、弟、妹。両親がなくなってから長らく、家族の大黒柱として家の中心から動かない、動けないままいつか置いていかれる覚悟を決めていた昭。そんな、どこか寂しそうに見える昭にこずえは「北極星だって少しは動く」「ほんとにお嫁さんになってあげようか」と。そのときは「なんだほだされたか」と流されるのですが、こずえと野々村家の奇妙な関係はまさにここから始まるのです。島根といえば出雲大社ときて縁結びのイメージが強いものですが、はてさて彼らの恋の行方はどうなるのでしょうか。

文=猫梳なりや

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