拳で語り合うのは少年の専売特許ではありません。少女達の純愛バトルマンガ!

ダ・ヴィンチニュース / 2014年8月31日 5時50分

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『ねじまきカギュー』(中山敦支/集英社)

 元気な女の子が好き。ヤンデレてる女の子が好き。少年マンガのノリで女の子たちが拳で語り合うのが好き。そんな人たちにおすすめしたいマンガが本作、『ねじまきカギュー』です。大ゴマを使ったド迫力のバトルシーンと、ヤンデレキャラが豹変する瞬間の表情は鳥肌もの。ぜひとも背筋をゾクゾクと震わせてください(笑)

本書の中身を少し読める記事はこちら

 葱沢鴨(ねぎさわ かも)は都内の高校に勤める至極一般な新任教師。しかし彼はとんでもない女難持ちで、なぜかやたらめったら多種多様なヤンデレに好かれるという星の下に生まれていたのです。今日も今日とて通勤途中に五寸釘の刺さった藁人形を持つ女性に告白されたり、ラブレターのくくられた矢をビルから射られて頬を切ったりと、散々な目にあっていました。なんとか恐怖の追跡集団を撒きほっとしたのも束の間、コンビニの前でたむろっている学生を注意すると、なぜかそれでフラグが立った! 筋肉ムキムキヤンキー(♀)に無理やり彼氏にさせられそうなとき、背後から「その薄汚い手をはなせ」という声が。不良をあっというまに蹴散らした鉤生十兵衛(かぎゅうじゅうべえ)ことカギューは、葱沢を守るために転校してきたらしいのですが……

 本作の面白いところと言ったらもう、なんと言ってもカギューの表情です。熊を素手でのし倒せるような目つきの悪さも、愛を語るときには驚きの豹変。これが…これがギャップ萌え…! 癖の強いキャラ達の中でもとみに独特な感性をもっていますが、「恋に敵はいない」「敵ではなく同士」と胸を張って言い切る姿には、病んでいるはずの恋敵たちもうっかりほだされてしまうほど。“愛”のために一途に頑張るカギューの純粋さには、きっと読んでいて思わず微笑んでしまうことでしょう。

文=猫梳なりや

ダ・ヴィンチニュース

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