「サイコパスな人間の心理」は!?  【ゲーム『サイコブレイク』発売記念対談】 貴志祐介(作家) × 三上真司(ゲームクリエイター)

ダ・ヴィンチニュース / 2014年10月23日 5時50分

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「恐怖×エンタメ」を熱く語った三上真司(右)と貴志祐介(左)

 『バイオハザード』を生み出した三上真司がディレクターを務めた新たなサバイバルホラーゲーム『サイコブレイク』が10月23日に発売された。その発売を記念し、『悪の教典』ほか、数々のホラー小説で人気を博す作家・貴志祐介と三上が対談。ホラー作品のクリエイター2人は、このゲームで描かれる「恐怖」の世界をどう語るのか。

【画像あり】貴志祐介(作家) × 三上真司(ゲームクリエイター)対談全文はこちら

■小説家としてうらやましく感じる部分

【貴志】 先ほど、『サイコブレイク』をプレイさせてもらいましたが、ゲームというものの進化に驚きました。グラフィックスにしろ、表現にしろ、ここまできているのかと思わされましたね。

【三上】 サバイバルホラーって、実は純粋なホラーを追求するものでもないんですよ。オドロオドロしい相手でも、こいつならブッ殺せると思わせる余地が必要なんですよね。

【貴志】 なにぶんゲームをやった経験がさほどないので、なかなかうまく操作できず、殺されてばかりで(笑)。そうなると、やっぱり若干ストレスが溜まるというか、反撃をしたいとすごく思いました。

【三上】 実際にプレイしていく中で、どんどんうまくなっていくのを体感するのもゲームの楽しみのひとつですから。

【貴志】 そこが他の媒体との最大の差でしょう。小説や映画でホラーを表現する場合、一種マゾヒスティックに怖さを追求するという面があります。だから、アクションとホラーというのは実はさほど親和性が高くない。

【三上】 いやあ、ゲームでもしんどいですよ。ホラー要素の強いゲームとして怖さを保ちつつ、ゲーム本来の快感を追っていくというのはなかなか大変な作業です。

【貴志】 ホラー作品として完成度を高めたいというのと、プレイヤーの欲求に応えるっていうのは相反するところがありますよね。ですが、やはり小説家としてはうらやましく感じる部分もありまして……。

【三上】 例えばどういうところですか?

【貴志】 何箇所か「このダイナミックさは映像でしか出せないなぁ」と思うシーンがあったんですよ。記事では読者の楽しみを奪わないためにぼかした表現にしてほしいんですが、特に、都市全体が●●して×××ていくシーンなんて、あの状況を活字で描写するのはまず不可能です。リアリティのかけらも出ない。


■常に違うものにチャレンジしていきたい

【三上】 僕は基本的に飽きっぽい性格なので、ひとつのジャンルに連続して取り組むのが苦手なんです。やはり違うものを作りたいという思いが溜まってくるんですよ。

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