綾瀬はるか・長澤まさみ・夏帆・広瀬すずが4姉妹役で映画化! マンガ好きは必ず読んでいる、鎌倉が舞台の名作『海街diary』

ダ・ヴィンチニュース / 2014年11月10日 18時0分

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『海街diary 6 四月になれば彼女は』(吉田秋生/小学館)

 興味はあるけれど、時間がないから。いつかもっと暇になったら始めよう。人によってその内容は様々だろうが、誰でも一つはそんな「いつか始めたいこと」があるのではないだろうか。それこそやりたい事のリストはどんどんふくらんでいくけれど、始めるとなると…。

【画像あり】『海街diary 6』中面をチェック

「いつ始めるか、今でしょ!」といわれるまでもない。そんな事はわかっているのだ。けれどなかなかその重い腰をあげられないのには、2つの理由があると、本書の著者ジョシュ・カウフマンはいう。

 何事もできるようになるためにはスキルを獲得せねばならず、そのためには時間と努力が必要だ。しかしたいていの人は時間がないし努力もしたくない。ついつい楽なほうへ流れてしまう。これが一つ。そしてまた、たいていの事は上手になるまであまりおもしろくない、という事実がある。彼の言う“イライラの壁”を抜けることがなかなか難しい。これがもう一つの理由だ。この2つのストレスを最小限に抑えるため、著者が自ら経験して生み出したのが「20時間超速スキル獲得術」だ。

 このテクニックでまず大切なのは、自分の目指すレベルをはっきりさせる事だという。もしもプロになりたい、と思うのであれば、確かにつらく長い鍛錬が必要だろう。しかし、そこそこ使えて自分が楽しめるくらいのレベル、著者の言う「必要十分」のレベルであれば、長い時間をかける必要はない。これは目からウロコの発想だった。

 スキル獲得のプロセスも独特だ。やみくもに始めるのではなく、まずは獲得したいスキルをできるだけ小さな「サブスキル」に分解、自分にとって必要な物は何かを見極める。どれとどれを学べばいいのか、自分には何が必要かをしっかり把握すると言う事だ。そして賢く早く学ぶために、細かく分けたサブスキルについてリサーチし、十分知識を得る。途中でつまずいた時もこの知識があれば自己修正が可能だという。また邪魔になるものは徹底的に取り除いて、必要なサブスキルを最低20時間練習する。なんともシンプル&無機質な方法だ。

 理系のスキルならぴったりはまりそうだけれど、これで楽器やフィットネスのスキルまで本当にマスターできるの? 獲得テクニックを詳述した前半を読んでいる時はちょっと眉ツバな気がしたが、後半、著者自ら科した、まったくバラバラな6つの未経験スキルを獲得するまでの体験談を読むと、確かに納得させられてしまう。これならもっと気軽に新しい事を始められるかも! 心の中の「できないハードル」を低くするのに役に立ってくれそうな1冊だ。

文=kawapara

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