『紙つなげ!』が第1位を獲得! 2014エッセイ・ノンフィクションランキング

ダ・ヴィンチニュース / 2014年12月18日 11時40分

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『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(佐々涼子/早川書房)

 本好きたちの一年を締め括る、「BOOK OF THE YEAR」特集が、2014年12月6日発売の『ダ・ヴィンチ』1月号に掲載されている。フィクションでは東野圭吾が小説部門、文庫部門の2冠を達成したが、ノンフィクションもその存在感では負けてはいない。ここではエッセイ・ノンフィクションランキングを6位まで紹介しよう。

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■エッセイ・ノンフィクションランキング(※誌面には10位まで、11作品を掲載)
【1位】『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』
(佐々涼子/早川書房)
【2位】『毎日かあさん10 わんこギャル編』(西原理恵子/毎日新聞社)
【3位】『きみは赤ちゃん』(川上未映子/文藝春秋)
【4位】『シャバはつらいよ』(大野更紗/ポプラ社)
【5位】『くるねこ』(14巻)(くるねこ大和/KADOKAWA エンターブレイン)
【6位】『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(ジェーン・スー/幻冬舎)

 

 著名タレントのエッセイ、人気のコミックエッセイを退け、今年の1位に輝いたのは『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』。東日本大震災で壊滅した石巻の製紙工場、その復興の道のりを臨場感あふれる筆致で綴った渾身のルポルタージュだ。震災の生々しい爪痕、職人たちの不断の努力、奇跡の半年復興。こうして今、紙の本を読めることに対する感謝のコメントも数多く寄せられた。

 2位、3位は育児・出産ものが続く。『毎日かあさん』は、言わずと知れたサイバラ一家の日常マンガ。『きみは赤ちゃん』は、妊娠発覚から出産、育児の過程をつぶさに追ったエッセイだ。4位は難病を患った著者による、ひたむきな力にあふれた闘病記。6位には、気鋭のコラムニストが、女子にまつわる諸問題に落としどころをつけた痛快エッセイが食い込んだ。いずれの作品も著者は女性。同性読者の笑いと涙、共感を誘い、大きな支持を集めていた。

文=野本由起/『ダ・ヴィンチ』1月号「BOOK OF THE YEAR 2014」より

●アンケート概要
本誌10月号、「ダ・ヴィンチニュース」にアンケート内容を告知。E-mailアンケート会員、全国の書店員の方々にもアンケートを送付。ネットリサーチ会社クロス・マーケティングのアンケート会員(一部)も回答。有効回答数4589通。1ジャンルにつき3作までの投票を可とした。

●集計について
2013年10月~2014年9月末までに発行された書籍・コミックスを対象とした。回答の中には、これに該当しない作品も含まれていたが、これらについてはランキングの集計から除外した。

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