細田守監督『バケモノの子』来年7月公開! 最新作は、2歳息子の子育て経験が強く影響

ダ・ヴィンチニュース / 2014年12月18日 11時40分

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『バケモノの子』(監督・脚本・原作:細田守)

 映画『おおかみこどもの雨と雪』にて、富山の自然と母と子どもたちの成長を繊細なタッチで描いた、細田守監督。この度、新作情報が解禁された。

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 新作は、渋谷を舞台に、少年が異界のバケモノとともに、冒険を繰り広げるアクション映画。2015年7月公開『バケモノの子』は、王道とも言える少年成長物語だ。細田監督が見所を語った。

「主人公の九太は、クマの顔をした剣士、クマテツに弟子入りします。見所はアクションシーン。戦いをたっぷり見せるために、アクションシーンには趣向を凝らしています。それぞれの戦いが際立つように、バラエティに富んだ内容になっています」(細田監督・以下同)


■イクメン体験も作品に影響!

 前作に続き、細田監督のなかには“子どもの成長”が大きなテーマとなっているようだ。

「前作『おおかみこども』では、子どもと母親を描きました。今作を表現するなら、“父と子”になるのかと思います。自分は今、2歳の子どもを育てているのですが、家族のあり方はどんどん進化しています。少子化に伴い、子どもの成長を祝福し、見守る大人の姿も変わってきていると。子どもは親が育てているようで、実はもっとたくさんの人に育てられている気がします。この映画のように、自分の子どもに師匠と思える存在が現れるなら嬉しく思います。ただ父親として、それは寂しくありますけど…」

 イクメンである細田監督は、毎日子どもへ絵本を読んであげているとのこと。今作はその経験からアイデアを得た部分もある。

「絵本を読むと、たくさんの動物が出てきます。人間よりはるかに多いんです。子どもと触れあい、学ぶ物語の数々から、人の成長に、動物は重要な役割を果たすと思いました。今作は、少年の成長を支えるバケモノがたくさん出てきます。バケモノといっても、日本にいるほ乳類のようなキャラです。彼らを描くには、やっぱりアニメだと思いました」


■なぜアニメを作り続けるのか

 監督が海外に行くと、「なぜいまだに手書きでアニメを作るのか」と聞かれることがあるという。だが、監督の描きたい世界にはやっぱりアニメでしか表現しえない。

「“世界を変える大きな秘密をつかむ”、こんなシーンを見せるには、やっぱりアニメが適しています。また心の細かな有り様を描くにも。だから僕はアニメが好きなのです」

 映画の作り手として、作品を作る意義について悩むこともあったという。特に、先日惜しまれつつ亡くなった、俳優の菅原文太氏には、それを問われた。前作のアフレコ現場にて、「今、映画をつくる意義」を3時間にわたり話し合ったという。

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