災害時、にゃんこはどうする? 猫のための防災知識

ダ・ヴィンチニュース / 2014年12月21日 11時40分

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『ねことわたしの防災ハンドブック』(ねこの防災を考える会/パルコ)

 先日発生した長野県北部地震。家屋の倒壊も見られたが、奇跡的に死者はなかった。住民や自治体の日頃からの防災意識の高さがもたらした結果だ。

美しき猫たち。なぜ彼らは人間をとりこにするのか?

 ウチは大丈夫かな、と防災グッズの詰まったキャリーケースを開くと、飼い猫が楽しそうに飛び込んだ。

「はて、猫の防災対策、どうしたものか?」

 『ねことわたしの防災ハンドブック』(ねこの防災を考える会/パルコ)によると、「ペット防災においてまず大事なのは“人”」だ。家族のようなペットを見捨てろと言っているのではない。「自分たちがどうすれば助かるかを検討しない限り、ペットも助からない」ということ。ペットの防災対策は、すなわち人間の防災対策。これを肝に銘じて、災害に備えたい。

 では、実際に災害が起きた時、どんなトラブルがあるのだろうか? 地震災害を例に考えよう。

 我が家の3匹の猫たちは、大震災の後、物陰で動けないほど怯えていた。本書には同様の体験談がいくつも紹介されているが、猫飼いの筆者が気になったのは次のコメントだ。

「震災後、ペットフードも品薄になった」
「脱走したけど迷子札を付けていたのですぐに見つかった」
「(逃げるとき)捕まえるのが大変。ケージに慣らしておかないと」
「お隣さんも飼っているので、震災以降は助け合った」

 上記に加えて、大災害で避難所に入る場合、場所によってはペット禁止だったり、禁止ではないが居づらくなることもあるという。

 では、このようなトラブルを回避するために、あなたは何を準備すべきなのか?

 基本的には、人間も猫(ペット)も同じだ。
(1)水や食料・薬・猫砂の1週間分のストック。
(2)所在の確認のための名札やICチップの取付。
(3)避難する場合に使うキャリーケースの用意と避難所がペットOKかどうかの確認。
(4)予防接種。家飼いの猫も避難時には他の猫や病原菌などに触れる可能性がある。
(5)ご近所さんとの協力。

 中でも、筆者が重要性が高いと感じるのは「近所のねこ仲間」を見つけることだ。災害発生時、飼い主が自宅にいる、自宅にすぐに戻れる状況ならいい。しかし、帰宅困難の場合だってある。そんな時、仲間がいれば、猫の安否確認も、一時的に預かってもらうことも可能だ。

 ペットは、飼い主が戻らない家に閉じ込められたら、誰にも気づかれないままになってしまう。だから、もし仲間が見つからないとしても、自分がペットを飼っていることを周囲に広めておくことも大事になる。

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