ヤマンバ、イベサー、ガングロ…ギャル・ギャル男はどこに消えたのか? 【『S Cawaii!』浅見悦子編集長インタビュー】

ダ・ヴィンチニュース / 2014年12月30日 11時30分

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『S Cawaii!』編集長・浅見悦子さん

 ギャル雑誌が相次いて休刊してしまった2014年。そんな中、今も20代を中心とした若い女性から絶大な支持を得ている『S Cawaii!』(主婦の友社)の浅見悦子編集長に、「本当にギャルと呼ばれる存在はいなくなってしまったのか?」を聞いた。

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■女子高生の意見から生まれた『Cawaii!』
―「コギャルブームの先駆け」に

 そもそもギャル雑誌は女子大生向け雑誌の派生からスタートしたんです。90年代前半、女子大生向けファッション誌『Ray』に高校生の読者が意外と多くいるということを知り、彼女たちを集めて「なぜ読んでいるのか?」をヒアリングしたそうです。すると彼女たちから「大人っぽいセクシーな格好をしたい」という反応があって、そうしたティーン層をターゲットとして1995年に創刊されたのが『Cawaii!』でした。同誌は「コギャルブームの先駆け」の雑誌となったんです。

 そして制服を着ているティーン層が読者である『Cawaii!』創刊から3、4年経ち、当初の読者たちが20歳前後になって「読みたい雑誌がないから新しい雑誌を作って欲しい」という声が当時の編集長にあったそうです。当時の『Ray』は、今よりもかなりコンサバティブなファッションでしたからね。それで18、9歳くらいから上の世代で、コンサバティブにはなりたくない、自分らしいエッジを効かせたものを好む人たちへ向けて、2000年9月に『S Cawaii!』が創刊されました。

―『S Cawaii!』の「S」に複数の意味

 「S」には「セクシー・スーパー・スペシャル・シスター」など色んな意味が込められています。もちろん「渋谷」の「S」という意味もありました。

 ギャルブームの頃、『S Cawaii!』では外国人のような顔になれるメイクの特集などをやっていました。当時はジェニファー・ロペスやブリトニー・スピアーズが人気で、白人やラテン系など、目鼻立ちがハッキリしていて唇もぽってりした感じのメイクでした。それが2006~7頃になると「ハーフ顔メイク」に変わってきて、外国人メイクよりももうちょっとマイルドになり、2010年頃には「ナチュラルハーフ顔メイク」に変わって、現在へ続いています。現在ではローラさんや沢尻エリカさんなどが「読者のなりたい顔」で、鼻は高く、彫りが深く、目はパッチリ。でもアジア的かわいさもあるメイクが支持されていますね。外国人~ハーフ顔~ナチュラルハーフ顔と濃度は薄くなっていますけど、この流れはずっとあります。この世代が大人と一番違うのは「ノーズシャドウ」をよく使うことですね(笑)。

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