誰もがみんな、多重人格者? 眠った才能を開花させる新しいアプローチ法

ダ・ヴィンチニュース / 2015年12月9日 6時30分

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『人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」』(田坂広志/光文社新書)

 アナタにも隠れた人格が眠っている……こんなことを面と向かって言ったら中二病患者を疑われそうだが、自分が気づかないだけで、隠れた人格がある。実は誰もが複数の人格を無意識に使い分ける「多重人格者」だということが『人は、誰もが「多重人格」 誰も語らなかった「才能開花の技法」』(田坂広志/光文社新書)を読めばわかる。

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 著者である田坂広志氏は今まで数多くの本を出版し、かつては米国のシンクタンクの研究員でもあった、内閣官房参与も務めた経緯ある御方だ。決して、うさんくさい考えを押し付ける危ない人物ではない。

 そんな氏が、なぜこのような中二病患者も顔負けの著書を執筆したのかには訳がある。それは、これからの時代、今まで以上に1人の人間に求められる能力が増えてくるからだ。「思想」や「志」などの精神世界のことだけでなく「戦略」や「技術」といったビジネスに役立つ能力も、これから時代は求められるようになる。

 これらすべての能力を兼ね備えた「スーパージェネラリスト」として活躍するためには、自分の中の“さまざまな人格”を切り替えて対処する、多重人格のマネジメントが必要になるという。

 そもそも、多重人格をマネジメントするとは、どういうことなのだろうか。

 私たちは、大なり小なり複数の人格を自分たちの中に持っていて、状況に合わせて、さまざまな人格を無意識のうちに使い分けている。いつも1人の人格と思っているかも知れないが、会社で上司を接する人格と、部下と話す人格、家に返って子どもと遊ぶ時の人格は、違うことに気づいているだろうか。どれもすべて本質的には「自分自身」だ。しかし、よくよく考えてみると、それぞれ微妙に考え方や立ち居振る舞いも違う、別人格と言えるほどに性格が変化している。それらの人格を上手に使い分けることが、人格マネジメントなのだ。

 例えば大事な正念場のプレゼンや、記録がかかった試合などの場合、1人の人格だけで勝負しようとするよりも、プレッシャーを感じる自分と、そのプレッシャーを楽しむ自分がいたほうが確実に成功する可能性が高くなる。前者だけでは、プレッシャーにつぶれてしまい、能力を発揮することができないし、後者だけでもプレッシャーを追い風にすることができず、やはり持っている能力を適切に発揮することができない。

 自分が持っているそれらの人格を場面によって使い分ける、多重人格マネジメントを本書で学び、それを活かせばアナタのビジネスの仕方は大きく変わるに違いない。

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