春到来♪この季節に楽しみたい桜のミルクレープ【プロが教える簡単お家ごはん#42】

こんにちは！栄養士の藤本マキです。

まもなく迎える桜のシーズン。
寒い冬が終わり、気温も上がって過ごしやすくなってくると、気持ちがウキウキしますよね♪

桜のニュースと共に毎年「桜スイーツ」に注目が集まりますが、今年は桜カラーのミルクレープを手作りで楽しんでみませんか？
やさしいピンク色の生地と白いクリームのコントラストが春らしく、見ているだけで気分が上がります♪

ミルクレープ生地はホットケーキミックスをベースとしていて、フライパンで作れるため、スイーツ作り初心者の方にもおすすめですよ！

桜をモチーフにしたアレンジスイーツを作ろう！

桜スイーツの魅力的なところは、なんと言ってもその可愛らしい色と風味。
普段作っているクッキーやパウンドケーキなどをピンク色にするのも良いですし、桜の塩漬けを飾るだけでもキュートな見た目になるのでおすすめです。
桜の塩漬け独特のしょっぱさと、スイーツ自体の甘みがミックスされた味は虜になるほどのおいしさです。

そのほか、透明感ある桜色のゼリーもリキュールなどを使えば簡単にできるので、ご自宅で作るのにおすすめです。

いつもの手作りスイーツに桜テイストを少し加えるだけで、「春らしさ」を楽しめますよ。

「桜のミルクレープ」ポイント

今回は桜パウダーや桜ペーストを加えたミルクレープを作ります。
クレープ生地は、桜パウダーと食紅を使ってピンク色にし、クリームには桜風味を漂わせつつ白く仕上げることで、ピンク＆白の春らしいコントラストを楽しめます。

生地を一枚焼く時間はたったの2分程度。何枚も焼くので少し時間はかかりますが、フライパンさえあれば特別な道具は必要ありません♪

クレープ生地とクリームをミルフィーユ状に重ねた断面もまた美しく、桜の塩漬けを飾ったり生クリームを添えたりするだけで、贅沢なカフェスタイルになります。

「桜のミルクレープ」レシピ

【材料：20cmミルクレープ】
■クレープ生地
・ホットケーキミックス…150g
・卵…L2個
・グラニュー糖…20g
・牛乳…300ml
・桜パウダー…小さじ2（約7g）
・食紅…適量
・米油…適量
■クリーム
・生クリーム…200ml
・グラニュー糖…20g
・桜ペースト…15g（大さじ1）

【作り方】
■クレープ生地を焼く
1. ボウルに卵を割りほぐし、グラニュー糖、ホットケーキミックス、桜パウダーを加えてよく混ぜる。牛乳を最初は少量ずつ、4〜5回に分けて加えては混ぜる。最後に食紅を加えて色を調整する。
2. キッチンペーパーなどを使ってフライパンに米油をうすくぬって弱火（とろ火）で熱し、1をお玉2/3程度ずつフライパンに注ぐ。フライパンを傾けながら底一面に広げ、表面が乾き始めたら、箸のさきを使ってまわりをはがし、生地をひっくり返す。10〜15秒ほどしたら取り出す。
3. 2を生地がなくなるまで繰り返す。粗熱が取れたら乾燥しないようラップをかけておく。

■クリームを作る
4. 生クリームをボウルに入れ、ハンドミキサーで字がかける程度のとろみがつくまで撹拌する。グラニュー糖と桜ペーストを加えたらさらに撹拌し、角がピンとたつくらいまで泡だてる。

■生地とクリームを重ねる
5. 3の生地を器の上に一枚敷き、生地の端8mm程度を残して4をぬる。これをクリームまたは生地がなくなるまで繰り返す。ラップをかけて、1時間以上冷蔵庫で寝かせる。
6. お好みで、分量外のホイップクリームや桜の塩漬けを飾る。

【ポイント】
■生地について
・クレープ生地は、卵と牛乳を合わせてからホットケーキミックスを加える方法がありますが、ホットケーキミックスがだまになりやすいため、先に卵と合わせています。
・生地を焼く際にフライパンが熱くなりすぎると、生地をお玉から流し入れた瞬間に広がらず固まってしまいますので、フライパンが熱くなってきたら濡れふきんの上に置き、一旦軽く熱をとってから焼いてください。
・生地をひっくり返す際、箸でまわりを剥がした後は手でゆっくりはがしてください。（火傷などしないようご注意ください）

■クリームについて
・クリームにお好みでゼラチンを加えると、冷やした後により切りやすくなります。
（加える場合は、粉ゼラチン2gに小さじ2の水を加えてふやかし、500Wの電子レンジに20秒かけて冷ましたものを最後に加え、20〜30秒ほど撹拌する。）

今回はベーシックにクレープ生地とクリームを重ねた、シンプルなミルクレープ仕立てにしましたが、いちごやキウイのスライスを途中で挟み込んでもきれいです。
桜のシーズンは短いですが、だからこそ食卓でも存分に「桜」を楽しみましょう♪