今年の夏は史上最も暑い?!夏バテのメカニズムを知って賢く食事し、対策しよう
楽天レシピ デイリシャス / 2016年7月22日 7時0分
2016年の夏は暑くなると推測されています。そんなに暑くなるなら、気をつけたいのは夏バテですね。しかし、実は夏バテの原因は厳密には暑さではありません。主な原因は「温度の差」による「自律神経の不調」です。
温度の差というのは2つあります。1つ目は外気温と冷房で冷えた室内気温の「気温の差」。2つ目は熱くほてった体から冷たい食べ物で一気に体を冷やす「体温の差」。体温を自分の意思と無関係に調節してくれるのは自律神経で、同じく消化なども調節しています。
夏バテのメカニズムは、この2つの温度差により、1日に何度も体温を調節する→自律神経が忙しくはたらく→自律神経のバランスが乱れる→食欲低下・体がだるい等の症状が出るという経過なのです。
つまり、対策は大元である“温度の差”を小さくすることが大事!ここでは食事における対策をご紹介します。
① 常温または温かい飲み物を飲みましょう
冷たい飲み物は内蔵冷えの原因となります。朝は1杯の白湯を飲む、お店でドリンクを注文する際は氷を抜いてもらうなどがおすすめです。最近はコンビニのペットボトルも常温で売られるようになりましたね。
② 体を温める食材を摂りましょう
体ポカポカ食材の代表格は生姜です。生姜の辛味成分「ジンゲロール」が体を温めてくれます。ここで注意したいのが、食べ方です。生姜は生より加熱した方がおすすめです。加熱するとジンゲロールがショウガオールという成分に変わり、温め効果を増します。スープに加えたり、生姜焼きにしたりして摂りましょう。他には唐辛子のカプサイシン、にんにくや葱のアリシンも温め効果があります。
③ 体を冷やす食材は温かく食べましょう
旬のものは味も栄養価も一年で一番良くなるので、ぜひ召し上がっていただきたいのですが、トマト・きゅうり・なすなど夏野菜は体を冷やしやすい食材です。夏野菜カレー、夏野菜のオープンオムレツ、あんかけ炒めなど温かいメニューがおすすめです。
食事以外では、冷房のきいた部屋では長袖を着る、室内温度は28度程度に保つなど外から体を温めることも重要です。(特に・・・男性の皆さん!オフィスでも家でも、多くの女性は冷房冷えに頭を悩ませています!寒くないか、声をかけてみてくださいね!)
猛暑になりそうな今年は夏本番を迎える今から、賢く夏バテ対策をしていきましょう!
(テキスト: 松原 郁実)
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