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1着7万円超えのシャツも! オニツカタイガーが初のコンセプトストアを銀座にオープンした理由

ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2023年8月3日 20時55分

店舗外観

日本発のファッションブランド「Onitsuka Tiger」(オニツカタイガー)を運営するアシックス(兵庫県/廣田康人社長)は84日、東京・銀座に「オニツカタイガー銀座コンセプトストア」をオープンした。オニツカタイガー初のコンセプトストアとなる同店では、同社のモードな世界観を表現するライン「イエローコレクション」のアイテムをラインナップする。オニツカタイガー銀座コンセプトストアではどのような売場づくりをしているのか。

モードファッションのコンセプトストア

店舗外観
店舗外観

 1949年にスポーツシューズブランドとして創業したオニツカタイガーは、1977年に商号をアシックスに変更した。その際にオニツカタイガーブランドは製造中止となったが、2002年に復刻。すると欧米を中心に人気を集め、国内でも販売数を伸ばしていく。2012年には、東京・表参道に旗艦店をオープンした。その後も国内外主要都市に直営店舗をオープンし、現在は国内で35店舗、海外を含めると139店舗を出店している。

店内
店内(1階売場)

 オニツカタイガーはシューズブランドとしての認知度が高いが、近年はシューズ以外のアパレル展開にも力を入れている。現在、「ヴィンテージ・スポーツ」「モード」「フォーマル」「フェミニン」のテーマごとに4つのラインを設けており、今回オープンしたオニツカタイガー銀座コンセプトストアは「モード」がテーマの「イエローコレクション」をメーンアイテムに据えた店舗となっている。

 オニツカタイガー銀座コンセプトストアは2フロア構造で、1階が売場、2階が個別に接客するVIPルームとなっている。建物の外壁には、オニツカタイガーのシグネチャーカラーである「タイガーイエロー」を採用した。外壁の塗装材料は石灰やセメントなどを混ぜた「スタッコ」を使用し、見る角度によって異なる印象を与える仕様にしたのが特徴だ。

1階売場
1階売場
2階VIPルーム
2階VIPルーム

 店内の商品は、20232月にイタリア・ミラノで開催されたファッションショー「ミラノファッションウィーク AW23コレクション」で発表したアイテムが中心となっている。 AW23コレクションのテーマは、「アーバン・レイヤリング」だ。レイヤリングとは「重ね着」を意味し、日本の文化を象徴的に表す要素としてテーマに採用した。

モードファッションの販売に注力し
ファッションブランドとしての地位を高める

 重ね着が日本の文化を象徴する例に、着物がある。重さの異なる衣を重ねあわせ、幅の広い帯で留める着物は、古くから伝統的に受け継がれている。この重ね着を日本のファッション文化にとって欠かせないエッセンスとし、オニツカタイガー銀座コンセプトストアでは体にフィットして着心地がよく、重ね着のしやすい商品をラインナップする。

 その一例が、キルティング生地のシャツ「PADDED SHIRT」(税込75900円)だ。同商品は薄くハリのある「オーガンジー」生地を使用したシャツで、中綿が透けるデザインとなっている。アウターを重ね着できるのはもちろん、同商品自体に厚みがあるため軽めのアウターとしても使用できるのが特徴だ。

「PADDED SHIRT」
「PADDED SHIRT」

 ほかにもオニツカタイガー銀座コンセプトストアでは、シックな雰囲気でシンプルなデザインのジャケットやアウターを揃える。「リサイクルポリエステル」生地や、織物に圧力をかけ起毛させた「メルトン」生地などの新しい素材を用いた、なめらかな肌触りのアイテムを用意した点も特徴だ。オニツカタイガーの看板商品であるスニーカーやブーツなどのフットウェアも、新商品を豊富にラインナップする。

 来年、創立75周年を迎えるオニツカタイガー。今後も業態を問わず国内外に出店を広げていきたい考えだという。

オニツカタイガー
オニツカタイガー

(店舗概要)
店舗:オニツカタイガー銀座コンセプトストア
開店:202384
営業:11:0020:00
住所:東京都中央区銀座5-6-2

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