1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

週刊コンビニエンスストアニュース ファミリーマートが業績好調

ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年2月20日 4時21分

ファミリーマートの外観3

ファミリーマートの外観3

ファミリーマートは2月13日、1月の月次営業報告をした。既存店の平均日商は対前年同期比3.6%増、客数は同2.4%増、客単価は同1.2%増と、主要3指標で前年を上回る実績となった。日商は29カ月連続、客数は23カ月連続で前年超えを達成した。また、たばこ・カード・チケットを除いた既存店日商は、同6.2%増となった。好調な売上を牽引するパンなどの中食をはじめ、「ファミマのいちご狩り」キャンペーンやデジタルサイネージメディア「FamilyMartVision」でのプライベートブランド(PB)の「ファミマル」訴求など、各種施策が奏功し、継続した日商・客数の増加につながった。1月に好調だった商品やキャンペーンは、「ファミマルPREMIUM」から初めて発売した「とろけるたっぷりクリームパン」、加盟店スタッフが考案した「あんこパン」、「香ばしチキン(焦がし醤油風味)」、「ファミから」、「ファミマのいちご狩り」など。そのほかチェーンの販売実績は以下の表のとおり。(2月13~19日のニュースをまとめました)

<コンビニ各チェーンの1月の販売実績>

  既存店 全店売上高
売上高 客数 客単価
セブン-イレブン・ジャパン 0.00% 0.10% △0.1% 1.10%
ファミリーマート 3.60% 2.40% 1.20% 1.00%
ローソン 3.30% 4.30% △0.9% 2.60%
ミニストップ 0.40% △0.2% 0.60% △1.3%
ポプラ 5.60% 5.80% △0.2% △0.6%
スリーエフ 2.60% 3.70% △1.1% 1.60%

(対前年同期比)

ファミリーマート
JAグループとシニア世代向けにコラボイベントを開催

 ファミリーマートは2月9日、東京都大田区で東京中央農業協同組合、農林中央金庫と協業し、地域活性化と、シニア世代の「健康応援」「スマートフォンアプリ利活用推進」を目的にしたコラボイベントを開催した。

 シニア世代向け企画の第1弾となる今回のコラボイベントは、健康寿命を延ばすためのバランスのよい食事のコツと、身近なコンビニ食活用の方法を伝え、シニア世代の元気な暮らしをサポートすることを目的に開催。コンビニで購入可能な食品の活用方法を提案し、ファミリーマートとJAバンクが提供するスマートフォンアプリの使い方を教え、キャッシュレスでの買物体験も併せて実施。シニア世代の悩みや不安を払拭しながら、安全で便利、お得なスマートフォン利活用を体感してもらった。

「こってり感」にこだわった中華メニュー6品

 2月20日からは沖縄県を除く全国の店舗で、「こってり中華」メニュー6品を発売する。どの商品にも鶏白湯スープを使用することで、こってり感と旨みを同時に味わえるように開発した。

  • 「こってり炒飯おむすび」(税込145円)
  • 「こってり天津飯(焼き豚)」(同568円)
  • 「こってり鶏白湯ラーメン」(同598円)
  • 「こってり豚骨焼ラーメン」(同530円)
  • 「こってり鶏白湯スープ」(同428円)
  • 「こってりだれの味付けたまご」(同298円)

ローソン
金しゃりおにぎりやチルド弁当が好調

 ローソンは1月販売実績を発表した。国内ローソン事業(ローソン・ナチュラルローソン)は、チケット・ギフトカードを除く既存店売上高が対前年同期比3.3%増、客数は同4.3%増、客単価は同0.9%減となった。販売が好調に推移した商品は、リニューアルした金しゃりおにぎりやチルド弁当、いちごスイーツ専門店「ICHIBIKO」が監修した菓子パンや総菜パン、冷凍食品の「10種具材の鍋焼うどん」や「焦がしバター香るカヌレ」、「無印良品」の焼菓子、化粧品など。

「2024年度内部統制システムの整備の基本方針」を決定

 2月15日には取締役会で「2024年度内部統制システムの整備の基本方針」を決定した。

 コンプライアンス・リスク管理委員会を設置し、コンプライアンス統括責任者と統括する部署の設置、コンプライアンス担当者の各部門およびカンパニーへの配置、関連する規定の整備と倫理研修・意識調査の定期的実施などによって、「ローソングループ企業行動憲章」と「ローソン倫理綱領」を周知徹底し、コンプライアンス意識の維持・向上を図っていくことなど、体制について10項目にわたって明記した。

ミニストップ
価格訴求した単品おにぎりが好調

 ミニストップの1月度の既存店1店1日あたりの売上高は、前年同期比は同4%増、コンビニエンスストア商品の既存店日販昨対は同1.8%減、店内加工ファストフードの既存店日販昨対は同13.7%増となりました。既存店1店1日あたりの客数前年同月比は0.2%減、客単価前年同月比は0.6%増となりました。

 生活応援企画として、求めやすい価格に変更した単品おにぎり5種類が好調に推移。本体価格370円とお値打ち価格で人気の野菜天重は春野菜にリニューアルし、「春野菜たっぷり天重」として発売。味と見た目のボリューム感で人気の「ワイルドのりから明太弁当」なども売上を伸ばした。店内加工ファストフード商品では、手づくりおにぎりの「かしわめし」、手づくり弁当初の炊き込みご飯を使用した「九州の味!かしわめしと鶏竜田弁当」も好評で、店内加工炊飯の売上は前年を上回った。

牛すじの旨み感じるカレーパンと生クリームを練り込んだ食パン

 2月13日からは牛すじのジューシーな旨みが伝わり、ココアパウダーを使ったコクのあるカレーと、ターメリック、コリアンダー、ブラックペッパーなど16種類のスパイスを使ったカレーの2種類のカレーを使用した「牛すじカレーパン」(税抜168円)と、生クリームを練り込み、マーガリンを使用して深みのある味わいにした「シュガーマーガリンブレッド」(同108円)を発売。

「ミニストップの日」で大感謝祭

 3月2日の「ミニストップの日」に合わせ、お得な大感謝祭を実施。人気商品の増量企画や値引きセール、アプリ会員限定のイベントなどを2月16日から順次、展開していく。「ソフトクリームバニラ100円引きクーポンプレゼント」、「X(エックス)フライドポテト1.5倍増量」、「対象のおにぎり4品98円セール」、「THEプリン15%増量」、「人気のホットドッグ、ハンバーガー20円引きセール」など。

ポプラ
主力カテゴリーすべてが前年をクリア

 ポプラは1月の月次業績報告を発表した。主力カテゴリーすべての既存店売上高が好調で、22カ月連続で前年超えを達成。暖冬の影響でカイロや中華まんなどは苦戦したが、飲料・乳飲料が堅調に推移。中食ではおむすびが売上を押し上げた。また、好調な菓子カテゴリーのなかでも、とくにガム・グミ・清涼菓子・キャンディーが前年を大きく上回った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください