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週刊スーパーマーケットニュース 駅高架下の商業施設への出店が各社で進む

ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年6月4日 20時59分

イオンフードスタイルの看板のもと、Dの伝統は息づいている

ダイエーは6月末、阪急電鉄千船駅高架下の商業施設に「イオンフードスタイル」をオープンする。東武ストアは今秋、東武スカイライン竹ノ塚駅高架下の商業施設EQUiA竹ノ塚」に出店する。2社に限らず、都市圏の鉄道各社は、沿線駅の乗降客の増加や駅の老朽化などを背景に、高架下を含む駅全体の設計を見直している。新しい商業施設を駅にジョイントさせることも一策で、鉄道系列だけではなく非系列のスーパーも、駅商業施設への出店が進む可能性が高い。便利性とスピーディー、ワンストップショッピングをどう描けるのかが焦点になるだろう。(5月24日~30日までのニュースをまとめました)

東武ストア

コープさっぽろ
宅配事業で冷凍商品の取り扱いを2倍に拡大

 宅配システム「トドック」での冷凍商品の取り扱いを強化する。新カタログ「冷凍品いつでもトドック」を配布し、5月27日から注文受付を開始した。これまで取り扱ってきた冷凍商品は700品目だったが、今回から2倍の1400品目に増やした。電子レンジで調理が可能な総菜や弁当をはじめ、時短料理に便利なカット野菜、保存しやすい肉や魚介、自然解凍で食べられるスイーツなど、幅広く取り揃える。

地産地消再エネ電力供給を開始

 北海道における持続可能なエネルギー供給の実現に向けた新たな一歩として、道内に最大200ケ所のオフサイト型太陽光発電所を建設し、発電された再生可能エネルギーを店舗に供給する。第1号のコープさっぽろ北見市留辺蘂町瑞穂発電所が531日から稼働を始め、今後は順次稼働させて各店舗へ送電する。この取り組みにより、店舗事業で使用する電力の14.13%に当たる19GWh/年を自前化し、地産地消型の再エネ電力普及を推進する。すべての発電所が稼働した場合のCO2削減量を、年間約5900トンと見込んでいる。

カスミ
「フードスクエアカスミ越谷レイクタウン店」
をリニューアル

 カスミは「フードスクエアカスミ越谷レイクタウン店」を約1ケ月かけて改装を行い、61日にリニューアルオープンする。今回のリニューアルでは、「美味しそう、食べてみたい、幸せな食卓」をキーワードに掲げる。「安全・安心・健康」「品質・鮮度・味」にこだわった商品やメニューの提案を積極的に行い、便利で居心地の良い店づくりを進めていく。主な売場のリニューアルポイントは以下のとおり。

<鮮魚コーナー>

 旬の魚の刺身、鮮度のある近海魚の販売や、新鮮なネタを使用した魚河岸の鮨コーナーを展開。冷凍真空加工の干物や漬魚などを鮮度の良い状態で提供する。

<デリカコーナー>

 こだわりの具材を詰め込んだ店内で握る手づくりおにぎりや、店内焼き立て揚げたて商品のバラ販売など、各部門が連携して手づくり総菜を品揃える。

<青果コーナー>

 旬のおすすめ野菜や果物のほか、簡単・便利なカット野菜や店内加工のカットフルーツ、フルーツタルトを展開する。

<精肉コーナー>

 精肉加工センター内専用工場で商品化したオーストラリア産の内もも肉を使用し、味付けしたローストビーフや、つまみに最適な「OTEGARU MEAT」など、豊富に取り揃える。

D’s BREAD

 ベーカリーコーナー「D’s BREAD」を新設した。BLΛNDE店舗で人気のパンや新商品メニューなど、焼き立てを提供する。また、窯焼き手づくりピザ、ティータイムや土産にも最適なデニッシュなど、品揃えを豊富にして展開を拡大する。

  • 所在地……埼玉県越谷市レイクタウン7-3-2
  • 売場面積…586
  • 年商目標…22億円
  • 営業時間…9時~24
  • 駐車台数…120
  • 従業員数…正社員17名、パート・アルバイト57名(7.75時間換算)

東武ストア
初の生鮮食品PBを販売

 524日から、農産売場で展開する新ブランド「まじめ農家便」の販売を開始した。“おいしさを優先して手間をかけ、正直に向き合ってくれる生産者の野菜や果物を、お客さまへ紹介したい”という想いから取り組んだ初の生鮮食品PBである。第1弾として、土の栄養バランスを整え、健全な土をつくり、健康な作物に育てる中嶋農法を採用して栽培した「郡築トマト」(熊本県)を販売する。

東急ストア
流通センター内に無人決済店舗を開設

 527日に、TOUCH TO GOが開発した無人決済システムを活用する店舗を、東急ストア東扇島流通センター(神奈川県川崎市)内の従業員休憩室に開設した。休憩時の食事ニーズに対応した商品(カップ麺、カップスープ、菓子、飲料など)を中心に品揃え、キャッシュレス決済によるスムーズな会計で時短需要に対応する。また、従業員の勤務体系に合わせて、初めて24時間営業を行う。

マルエツ
フードドライブ活動の取り組みが87店舗に拡大

 NPO法人フードバンク横浜の協力を得て、フードドライブ活動を527日から「朝日町店」で開始した。64日からは「瀬谷店」と「西谷店」で、67日から「六ツ川店」で開始し、活動店舗を87店舗に拡大する。

ライフコーポレーション
「目黒八雲店」をオープン

 ライフは529日に「目黒八雲店」をオープンした。おしゃれなショップが立ち並び、ショッピングやデートで人気の街・自由が丘に出店した。味や品質にこだわった「ライフプレミアム」や「オーガニック・ローカル・ヘルシー・サステナビリティ」をコンセプトにした「BIO-RAL」などのオリジナル商品からベーシックな商品まで、さまざまなニーズに応えられるよう幅広い品揃えを行う。

  • 所在地……東京都目黒区八雲3-12-13
  • 売場面積…482
  • 売上目標…30億円
  • 営業時間…930分~22
  • 駐車台数…49
  • 従業員数…社員19名、パートナー59

大阪万博で活用するメタネーションの実証実験に参画

 大阪ガスが実施する「再生可能エネルギー由来の水素と、生ごみを発酵させて製造したバイオガスをメタネーションし、都市ガス機器で利用するサプライチェーン構築・実証事業」に参画する。9店舗から排出される生ごみ(バイオマス資源)を1トン/日提供し、食品廃棄物の削減にもつなげる。舞洲工場での実証後、メタネーション設備は大阪・関西万博会場に移設され、会場内で発生する生ごみ由来のバイオガスからメタンを製造して利用する。

「松ヶ崎店」をオープン

 ライフは61日に「松ヶ崎店」をオープンした。出店する京都市営地下鉄烏丸線松ヶ崎駅周辺は、半径1㎞圏内に2つの大学があり学生でにぎわう地域である。中心顧客層に対応した簡単便利で保存もできる冷凍食品や、総菜・手づくりパンなどの品揃えを充実させた。また、手づくりニーズにも応えるため、京野菜や京都中央卸売市場・舞鶴近郊漁港から届く生魚など、鮮度の良い生鮮食品を取り扱う。

  • 所在地……京都市左京区松ヶ崎壱町田町5
  • 売場面積…248
  • 営業時間…930分~21
  • 駐車台数…36
  • 従業員数…社員17名、パートナー58

ダイエー
「イオンフードスタイル千船店」をオープン

 ダイエーは627日に「イオンフードスタイル千船店」をオープンした。阪神電鉄千船駅前で営業していた1973年開店の「グルメシティ千船店」が623日に営業を終了し、同駅高架下の商業施設「アバリーナ千船」内に再出店するものである。近畿エリアにおける2024年度の最初の新店となる。

  • 所在地……大阪市西淀川区佃2-2-33
  • 売場面積…329
  • 営業時間…6時~22

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