週刊コンビニエンスストアニュース ローソン、「未来のコンビニ」へ向けた取り組みを開始

ローソンは2025年2月期、他社との差別化につながる「チャレンジ商品」の開発に注力する

三菱商事、KDDI、ローソンが、「ローソン」の「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みを開始する。KDDIが来春をめどに本社を移転する「TAKANAWA GATEWAY CITY」に「ローソン」２店舗をオープンし、リテールテックの実験ラボとして運営する。スマホレジ、AIサイネージ、店舗業務の最適化、次世代リモート接客プラットフォームなどの機能を導入し、その実証結果をもとに「Real×Tech Convenience」の仕組みを構築して、他店舗への拡大をめざしていく。また、PontaパスやKDDIのオンライン専用ブランド「povo」との連携によって消費者との接点強化を図り、より便利でお得に買物を楽しんでもらうためのサービスも充実させる。（9月17日～23日までのニュースをまとめました）

ローソン 
「アバター」を使った仕事体験授業を近畿で初開催

　9月24日から、京都市教育委員会と連携した小学生向け学習プログラム“わくわくWORK LAND”で、アバターを使った体験型授業を開催する。“わくわくWORK LAND”に設置された、接客業務や商品陳列を学べる体験店舗に、アバター接客を体験できるブースを新たに設置して行うもので、近畿エリアでは初の試みだ。

ソースと具材を増量した生パスタ3品

　9月23日から全国の店舗で、国産小麦100％使用の生パスタを使った「ソースたっぷり カルボナーラ」「ソースたっぷり 北海道たらこ」「ソースたっぷり ボロネーゼ」（いずれも税込599円）を発売。パスタについての自社調査に基づき、3品ともソースと具材を従来品に比べて約25％増量した。

長期保存が可能な“冷凍スイーツ”の新商品

　9月24日、北海道・東北・関東地区の店舗で、解凍の手間なく冷蔵庫から取り出してすぐ食べられる“冷凍スイーツ”シリーズで、香ばしい香りとキャラメルのコク深い味わいが特長の「塩キャラメルカヌレ」（税込462円）を発売した。ローソンは、長期保存ができ、好きな時に食べられる冷凍食品の開発に力を入れており、2021年4月から“冷凍スイーツ”の発売を開始し、これまで23種類を販売。今年1月から8月までの“冷凍スイーツ”の売上高は、前年同期比で3割以上の伸びをみせている。

セブン-イレブン
「セブンカフェ ベーカリー」の販売エリアを拡大

　全国の約1000店舗で販売している、店舗のオーブンで焼いて提供する「セブンカフェ ベーカリー」について、2025年月までに販売エリアを広げ、約3000店舗に拡大する。定番のアイテムは、「お店で焼いたふんわりメロンパン」（税抜149円）、「お店で焼いたサクサククロワッサン」（同176円）、「お店で焼いたチョコクロワッサン」（同176円）、「お店で焼いたチョコクッキー」（同186円）、「お店で焼いたバター香るフィナンシェ」（同139円）。

「スープ惣菜」をリニューアル

　野菜やたんぱく質、食物繊維などが摂取できる、具材たっぷりの“食べるスープ”をコンセプトにした新たな「スープ惣菜」を、9月下旬から順次展開していく。

• 「野菜タンメンスープ」（税抜298円）
• 「味噌バターコーンスープ」（同298円）
• 「たんぱく質が摂れる濃厚鶏だし玉子スープ」（同278円）
• 「1食分の野菜 黄金生姜スープ」（同328円）
• 「クラムチャウダー」（同328円）

 

ファミリーマート
「背徳のコンビニ飯」キャンペーンで全8種類

　背脂、にんにく、チーズなど、おいしくてやみつきになる「背徳飯」全8種類を集めた「背徳のコンビニ飯」キャンペーンを、9月17日から展開。おむすびやサンドイッチ、丼やパスタなどに、欲望を駆り立てる7種類の“背徳食材”を使用した。

• 「まるごと煮玉子むすび」（税込298円）
• 「大盛ごはん！タルタルから揚げ＆にんにく豚焼肉丼」（同638円）
• 「チーズに溺れる濃厚カルボナーラ風ライス」（同598円）
• 「ガーリックバターチキンサンド」（同395円）
• 「麺屋こころ監修 背脂ニンニクマシマシ！台湾風まぜそば」（同680円）
• 「大盛 から揚げとにんにく背脂醤油マヨパスタ2」（同578円）
• 「チーズに溺れる！4種のチーズグラタン」（同578円）
• 「チーズに溺れる！明太チーズたこ焼き」（同538円）
  
  

最小モデルの無人決済店舗

　TOUCH TO GOが開発した無人決済システムを導入した店舗として、9月20日に「甲南大学西校舎／S店」（神戸市東灘区）をオープン。最小スペースでの展開が可能なモデル店舗として営業を開始する。占有面積約2㎡で約60品目を取り扱った。

ミニストップ
アイスコーヒーのカップを紙製に変更

　9月20日から、店内淹れたてのアイスコーヒーで使用してきたプラスチック製カップを紙製に順次変更。年間でプラスチック使用量を約56.4トン（約60％）削減し、フタはストローを使わずに「飲めるフタ」に変更することで最大約6.8トンのプラスチックを削減する。

セイコーマート
「Secoma北海道とうきびチョコクランチバー」を発売

　9月21日から販売。とうきびとホワイトチョコでコーティングしたアイスバーで、「コーングリッツ」＊と北海道豊富町産の生クリームを使用した。過去に「コーングリッツ」を使用した商品には「Secoma北海道とうきびソフト」があり、人気商品となっている。税抜140円（茨城県・埼玉県の店舗は同150円）。

＊コーングリッツ……加工用とうもろこしを畑で完熟させてから収穫し、皮や胚芽を取り除いて胚乳部分を砕いたもの。