週刊コンビニエンスストアニュース 主要CVSチェーン、2024年11月の営業実績

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前年同月と比較した2024年11月の主要CVSチェーンにおける売上高の状況は概ね堅調に推移した。既存店の売上高伸長率は、5％台がファミリーマートの5.3％増、ポプラの5.2％増で、ローソンとスリーエフも好調だった。客数は各チェーンとも前年同月をクリア。ポプラとローソンは2.0％以上の伸びをみせた。客単価についてはセブン-イレブンを除き堅調に推移。ファミリーマートは4.1％増と高い伸びをみせた。（12月17日～23日までのニュースをまとめました。）

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＜ファミリーマート＞

　カード・チケットを除いた既存店日商は4.7％増となり、39カ月連続の前年超えを達成。おむすびやフライヤーが継続して好調で、人気YouTuberとのコラボ商品の展開が、対象カテゴリー全体の売上を牽引。「1個買うと、1個もらえる」キャンペーンも奏功し、菓子や加工食品、ドライ飲料の売上伸長に大きく貢献した。

＜ローソン＞

　チケット・ギフトカードなどを除く既存店売上高前年同月比は4.2％増と堅調。天下一品監修おにぎりのほか、前月に引き続き「悪魔のおにぎり」の販売が好調だった。デリカについては、パスタサラダや専門店監修の“おにぎりに合う”スープの動きが良かった。

＜ミニストップ＞

　CVS商品の既存店日販昨対比は0.2％増と微増にとどまったが、店内加工FFは8.9％増と高い伸びを達成。今年で7回目となるブラックフライデー企画については、店舗、アプリ、オンラインで開催し、好評のうちに終了した。

＜ポプラ＞

　11月は、既存店日商、客数、客単価の主要3指標すべてが前年同月を上回り、既存店日商は32カ月連続で前年超えを達成。12月2日の創業50周年に合わせ、11月は中食商品の50％増量キャンペーンを実施し、ポプ弁全体の売上を押し上げた。

	売上高	既存店
		売上高	客数	客単価
セブン－イレブン	1.0％	0.3％	0.5％	△0.2％
ファミリーマート	1.3％	5.3％	1.2％	4.1％
ローソン	3.1％	4.2％	2.0％	2.2％
ミニストップ	1.1％	1.5％	1.3％	0.2％
ポプラ	△1.8％	5.2％	2.6％	2.5％
スリーエフ	2.3％	3.7％	1.3％	2.3％

（前年同月比）

ファミリーマート
「骨付き」チキン2種類を数量限定発売

　12月18日から全国の店舗で、「ファミマプレミアムチキン（骨付き）」（税込340円）と「直火焼ローストチキンレッグ（骨付き）」（同440円）を数量限定で発売した。クリスマスシーズンの合わせたチキンで、2品とも毎年好評となっている骨付きタイプ。

「ありがとうの手紙コンテスト2024」の受賞者決定

　2009年から開催している、地域社会とともに子どもたちの成長を応援し、感謝の気持ちが溢れる地域社会づくりに貢献することを目的にした「ありがとうの手紙コンテスト」。16回目となる今年は、全国265校・団体から3451通の手紙が寄せられ、「文部科学大臣賞」のほか、各受賞作品、受賞団体が決定。「文部科学大臣賞」は、各ブロックから選ばれた最優秀作品賞の中から、国立学園小学校3年生・田中夢乃さんの「伝え続けてくれる人へ」が選ばれた。

恵方巻の予約受付を開始

　25年の恵方巻の予約を、12月20日から全国の店舗とファミペイWebで開始した。今年は、和食の名店「賛否両論」が「絶品海鮮恵方巻」（税込1300円）を、肉の老舗「柿安」が「牛めし恵方巻」（同1080円）を監修。また、新たな商品として「キンパ恵方巻」（同660円）を発売する。定番具材が詰まった恵方巻から、海鮮系、肉系、キンパ系を揃え、昨年以上にバラエティに富んだラインアップにした。

「ファミマ大賞2024」が決定

　24年に発売した商品を対象に、ファミリーマート社員が選んだ、今年一番おすすめしたい商品「ファミマ大賞2024」が決定した。昨年初めて開催した「ファミマ大賞」では、「ビストロまん」が大賞を獲得。今年は、新規性・話題性・売上をもとに「横綱、大関、関脇、小結、前頭」に分けて発表。東西横綱は「白生コッペパン（カスタード＆ホイップ）」（税込138円）と「コンビニエンスウェアシリーズ」に決定した。「コンビニエンスウェアシリーズ」では、衣料の枠を超えて、デザイン性や機能などにこだわったノートや消しゴムなどの文具が選ばれた。大関から前頭まで商品は、以下のとおり。

＜大関＞

• 「香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺」
• 「極厚どら焼きバーガー（いちごムース＆つぶあん）」

＜関脇＞

• 「クリスピーチキン（プレーン）」
• 「お肉の旨み味わう 国産豚の大焼売」

＜小結＞

• 「SPAM®むすび ツナマヨネーズ」
• 「たんぱく質7.5ｇ海鮮スティック 博多明太入りマヨネーズ」
• 「たんぱく質18.2ｇグリルチキン ヨシダソースBBQソース味」

＜前頭＞

• 「濃厚フォンダンショコラ」
• 「クワトロチーズソースとトマトのペンネ」
• 「贅沢チョコプレッツェル」
• 「Afternoon Tea監修 ラ・フランス香るルイボスティー 600㎖」
• 「Afternoon Tea監修 ロイヤルミルクティー 500㎖」

セブン-イレブン
先行販売で当初計画の2倍売上げた
「セブンプレミアム エールズ」

　サントリーとの共同開発商品「セブンプレミアム エールズ」を12月17日から発売。10月22日から関東、東北など一部地域で先行販売を開始し、発売からわずか1カ月で当初計画を約2倍上回る100万本を突破し、好調な売れ行きをみせている。エールタイプ（上面発酵）でみずみずしい香り、しまりのある苦みと軽やかさが特長の麦芽100％のピールで、350㎖税抜180円、500㎖同245円。

大阪・関西万博の「ヘルスケアパビリオン」に参画

　25年大阪・関西万博で、日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会・日本国際博覧会大阪パビリオンが出展する「大阪ヘルスケアパビリオンNest for Reborn」に参画する。同パビリオンでは、未来に実現をめざす都市生活の姿を展示。毎日の生活の中で「自分」や「健康」を意識した、イキイキと明日に向けた一歩を踏み出せる未来の都市を体験できるパビリオンで、セブン-イレブンは体験機の「ヘルスケアベンダーマシン」を設置。来場者の健康状態データと生活習慣に関する質問をもとに、理想の健康状態である「なりたいミライ」に必要な栄養や食材、レシピの提案をはじめ、協賛メーカーのパーソナルフードを提供する。

ローソンストア100
「オリジナルおせち」全40種の販売開始

　12月25日から全店で、毎年好評の「オリジナルおせち」の販売を開始する。定番から高級食材までが食べきりサイズで揃い、好きなものを自由に選んで購入できる。今年は新たに高級感を楽しめるシリーズも登場し、新商品5種類を加えた全40品を販売する。新商品は、「海老の旨煮」（税込324円）、「酢だこ」（同324円）、「ふかひれ煮こごり」（同216円）、「豚角煮」（同216円）、「酢れんこん」（同162円）。

ミニストップ
「クロワッサンドーナツ（ホワイトチョコ）」

　48層のクロワッサン生地を揚げてホワイトチョコをかけ、クランブルをトッピングしたドーナツ。サクサクで食べ応えがあり、クリスマスや年末年始にぴったりの商品。12月17日発売で税抜148円。

節分商品の予約受付を開始

　2月2日の節分に向け、「幸福恵方巻」や「海鮮恵方巻」、お得な「3種の恵方巻 3本セット」などの巻き寿司、「彩りフルーツクレープロール」、「2種のふわふわクリームロール ベルギーチョコ＆カスタード」などのスイーツの予約を、12月20日から開始した。昨年の予約で人気No.1となったのは「3種の恵方巻 3本セット」（税抜1088円）。