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『食』に関する情報・商材・サービスを提案、スーパーマーケット・トレードショー2025

ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2025年2月7日 1時0分

第59回 スーパーマーケット・トレードショー2025

全国スーパーマーケット協会が主催する日本最大級の食品流通業界向け展示会「第59回 スーパーマーケット・トレードショー2025」(略称SMTS2025)が2025年2月12日から14日の3日間、千葉・幕張メッセ全館で開催される。

“食”に関する最新の情報・商材・サービスを提案するSMTS2025ならではの見どころを紹介する。

第59回 スーパーマーケット・トレードショー2025

タイパやたんぱく質など新たな食のトレンドを発信
「SMTS2025」(1~11ホール)

 スーパーマーケット・トレードショー(以下、SMTS)は、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会だ。小売業をはじめ、卸・商社、中食、外食業界から多くのバイヤー・関係者が来場する同展示会は今回で59回目を迎える。

 出展者数は2239社・団体、3613小間(2025年1月10日現在)。同時開催展を含めると、47都道府県から1400社以上の地方メーカーが出展する。海外からも15か国、103社・団体、140小間が参加し、個性豊かな商材・サービスを紹介する。

開催概要

 セミナーをはじめコロナ禍中に広まったオンラインでの催物はすべてリアルに移行し、前回より復活した「SMTS・DTSセミナーステージ」でさまざまな企画を実施する。また、SMTSはメーカー各社のブースに加え、多彩な主催者企画が魅力となっている。

 中でも注目度の高い「食のトレンドゾーン」(4・5ホール)は好評の「冷凍×食」「インバウンド×食」と、新たに「タイパ×食」「たんぱく質×食」を加えた4つのトレンドテーマにまつわる商品・情報を来場者に提供する。

 新設の「タイパ×食」ゾーンでは、単なる時短という側面だけでなく、あえて時間をかけ結果までのプロセスに価値を見出す「プロパ」(プロセスパフォーマンス)を掛け合わせた新しい側面での「タイパ」を提案。「たんぱく質×食」ゾーンではたんぱく質関連の新しい商品や情報、技術、サービスを提供する。また、セミナーステージでは「2025年食のトレンドー『タイパ』と『プロパ』のハイブリッド戦略ー」と題した特別セミナーも開催予定だ。

吉沢 敦氏
全国スーパーマーケット協会・
事業部展示会課
吉沢 敦氏

 2023年11月に再始動した継続的近未来スーパーマーケット研究「Future Store“NOW”」は2ホールでブースを展開。

 同研究会では小売業界における課題と対策を定期的に議論するための推進協議会の開催や、議論内容をより深掘りおよび検証するための分科会を実施しており、ブースでは各会で得られた内容・成果を発表するほか、セミナーステージでも事例紹介を行う。

 さらに、日本の食品に関心を持つ海外バイヤーと出展者による商談会「ジェトロ食品輸出商談会at SMTS」のブースを設け、会期中に欧州・アジアから9か国11人の海外バイヤーが来場し、海外販路開拓の場を提供する。

惣菜、弁当の最前線を紹介
「デリカテッセン・トレードショー2025」
(3ホール)

 中食産業に特化した商談展示会「デリカテッセン・トレードショー2025( 略称:DTS2025 )」は49社・団体249小間(25年1月10日現在)の規模で開催される。

 同展示会のメーンである「お弁当・お惣菜大賞2025」は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、専門店などで実際に販売している弁当・惣菜・サラダ・パンなどの商品群の中から、優れた商品を選出し表彰することで担当者のモチベーションアップと部門のレベルアップを図ることを目的としたプログラム。

 同賞は一般消費者の認知も進んでいることから注目度も高く、今年は15256件のエントリーがあった。

SMTS2025の会場レイアウト

 今回の「定番商品部門」は丼や寿司を除く「魚弁当」がテーマ。さらに「弁当」「惣菜」「サラダ」「麺」「丼」「おにぎり」「寿司」「パン」「スイーツ」「各国料理」の計11部門を実施する。

 食の専門家による審査を行い、最優秀賞、優秀賞、特別賞、入選などを選出する。受賞商品は受賞シールを貼って販売することが可能で、店舗の売上アップに貢献する。

 同賞は開会初日の2月12日に「SMTS・DTSセミナーステージ」で表彰式を行う。会期中はブース内で受賞商品の実物およびパネル展示を行うほか、フードコートにて受賞商品の販売も実施する。

 また主催者企画「食べくらべ体験STAND」では、昨今注目度が高い骨なしの「魚(サバ)調理」をテーマに、調理実演を交えて試食提供を行う。

 DTSではデリカに関する情報提供の場を求めるニーズに応えるため、会期中だけでなく年間を通してデリカに関する勉強会「デリカスタディ」を開催し、売れるメニューの提案や課題共有を図っている。

 今回も弁当・惣菜に関する情報を満載した情報誌「惣菜デリ最前線2025」を発刊。同誌は「お弁当・お惣菜大賞2025」の受賞商品・売場紹介に加え、専門家・コンサルタントによる業界動向レポートやトレンド、デリカに注力する小売業の販売現場や取り組み状況のレポートなどを掲載している。会場内で無料配布するため、必ず手に入れておきたい。

図表●「お弁当・お惣菜大賞2025」の最優秀賞受賞商品一覧

地域商品の販路拡大へ貢献「こだわり食品フェア2025」
(11ホール)

 11ホールで開催される「第20回 こだわり食品フェア2025」(主催:一般財団法人食品産業センター)は、個性豊かな地域食品をはじめ、素材・製法・安全・健康にこだわった食品が一堂に会する食の専門展。今期は日本全国から121社・団体の出展を予定している。

 近年の環境変化に伴い人々のライフスタイルも急速に変化。インバウンド需要が順調に伸長し、テイクアウトやデリバリーなどのサービスも一般的になった。

 また、著しい物価上昇により消費者の節約志向が強まる一方で、無駄な消費を抑え本当に欲しい物にしっかりとお金を使う消費の二極化もより鮮明になっており、消費者はふだん触れることのない珍しい食材や食品を探し、取り寄せるという楽しみ方が定着した。

 また環境に配慮した商品や食品ロス削減への関心も年々高まっており、消費者はこれまで触れることが少なかった食品を求めている。

 同フェアでは各地の特色ある地域食品をはじめ素材や製法、味つけや見せ方にこだわった食品が一堂に会する。食の安全を守りながら豊かで健康的な生活に貢献できる商品の提案に期待したい。

多彩なセミナープログラム、リテールトレンドで事前チェックも

 SMTSは多彩なセミナープログラムも魅力となっている。全国スーパーマーケット協会会長・アークス代表取締役会長・CEOの横山清氏によるSMTSスピークスのテーマは「どうなるスーパー~創発的破壊~」。

 ほかにも恒例のスーパーマーケット白書や「F u t u r eStore“NOW”」による買い物行動の変化を捉えた事例紹介、カスタマーハラスメント対策、インバウンド対応などさまざまなテーマのプログラムを展開。スーパーマーケットにおける品質改善成果発表といった事例発表にも注目だ。

 出展者・商品検索システム「リテールトレンド」のWEBサイト上では同商品検索システムを随時公開。出展者は無料で商品・サービスの登録ができ、来場者が出展者の事前チェックを行うことで、双方のビジネスチャンスを広げることが可能だ。

 国内外から食に関するさまざまな情報や商材、サービスが一堂に会するSMTSで、ぜひ、自社の差別化につながる商品を見つけてほしい。

SMTS・DTSセミナーステージ

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