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アジサイが球状に咲く原因遺伝子を解明 ―育種の効率向上や新品種開発に期待―

Digital PR Platform / 2024年12月13日 14時5分

本研究では、日本大学生物資源科学部および滋賀県立大学環境科学部は研究の取りまとめと手まり咲き性をもたらすゲノム・遺伝子の解析を、かずさ DNA研究所はアジサイ品種のゲノム配列の解読を、福岡県農林業総合試験場、宇都宮大学農学部および栃木県農業総合研究センターは研究に使用したアジサイの育成と栽培を主に担当しました。研究チームは2020年に世界で初めてアジサイの全ゲノムの解読を行い、報告しています。


発表者・研究者等情報

日本大学生物資源科学部
奈島賢児 専任講師
東 未来 助教

滋賀県立大学環境科学部
上町 達也 准教授
清水 顕史 准教授
竹内 俊輝 修士課程学生
小幡 達也 修士課程学生

かずさDNA研究所
白澤 健太 室長
磯部 祥子 主席研究員

栃木県農業総合研究センター
生井 潔  研究統括監
小玉 雅晴 花き研究室長
中澤 佳子 (現:栃木県下都賀農業振興事務所) 部長補佐
阿久津 翠 主任

宇都宮大学農学部
黒倉 健 准教授

福岡県農林業総合試験場
巣山 拓郎 (現:京築普及指導センター 花き畜産係)係長


論文タイトル:The SEP homologous gene TEMARY regulates inflorescence phenotypes in H. macrophylla.
著者:Nashima K, Uemachi T, Shirasawa K, Shimizu A, Takeuchi T, Obata T, Isobe S, Azuma M, Akutsu M, Nakazawa Y, Kodama M, Namai K, Kurokura T, Suyama T.
Horticulture Research, uhae332, https://doi.org/10.1093/hr/uhae332
2024年11月26日公開

研究助成
本研究は、科研費(JP18K14461, JP18K05628, 22H05172, 22H05181,24580049)の助成により行われました。


参考となる図や写真
図1 額咲き枝(左、野生型)から出現した手まり咲き枝(右、変異型)をもつ枝変わり変異株
(品種'ブルースカイ')

図2 Temary遺伝子の変異型遺伝子の概要
機能型は、通常のTemary遺伝子が転写される。機能欠損型1は、第3イントロンに約7000塩基の挿入があり、遺伝子機能を欠損している。機能欠損型2は、第1エキソンに終始コドンを発生するナンセンス変異を起こしており、機能型タンパク質が翻訳されない。機能欠損型3は、第1エキソンに約4800塩基の挿入があり、遺伝子の発現が行われない。図中の緑の部分はエキソンを、黒線はイントロンを示す。

研究に関する問い合わせ先
日本大学生物資源科学部
奈島 賢児 専任講師
TEL: 0466-84-3507  mail: nashima.kenji@nihon-u.ac.jp

滋賀県立大学環境科学部
上町 達也 准教授
TEL: 0749-28-8338 mail: uemachi@ses.usp.ac.jp

かずさDNA研究所
白澤 健太 室長
TEL: 0438-52-3935 mail: shirasaw@kazusa.or.jp



【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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