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世界初、IOWN APNによる生放送の音声リモートプロダクションを実現 ~IOWN APNを年末音楽番組の「輝く!日本レコード大賞」で活用~

Digital PR Platform / 2025年1月6日 15時6分


3.技術のポイント
(1) 低遅延
音声制作に必要な音声信号や機器間の制御信号を超低遅延のリアルタイムで通信を行い、中継現場ではなく、音声環境が良いTBSの赤坂スタジオサブで制作できる環境を実現。

(2) ゆらぎなし
ネットワーク遅延の時間変動がない遅延ゆらぎなしの伝送環境を用いて、拠点間の接続に対して、PTPの時刻同期信号をネットワーク上で透過させ、高品質な装置間の継続的な同期を実現。

4.本取り組みの成果
(1)リモート拠点の音声64チャネル分のリアルタイム伝送(音声規格Dante(※4)に準拠)によるリモートプロダクションに成功。従来ネットワークでは難しかった生放送音楽番組における要求レベルの安定的な拠点装置間のPTPロック維持を、遅延ゆらぎなく成功。また、往復5ms未満の遅延で遠隔での音声プロダクションを実現。

(2)TBSの音楽番組「輝く!日本レコード大賞(※5)」と連携し、①生演奏と同タイミングで音声素材の一部を赤坂TBSの制作拠点に伝送。②音声調整・制作後に、現地の中継車に再び送り返し、③最終プログラムを制作し、生放送の音声プロダクションで、現地の中継車設備とTBSの赤坂スタジオサブ設備の連携がリモートプロダクションとして可能であることを確認。


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2341/101826/600_352_20250106112723677b3f8b65eca.JPG

5.各社の役割
 本取り組みはNTTとNTT東日本とTBSの共同施策として推進しました。


NTT:APNを活用したリモートプロダクションに関する設計技術支援と結果分析
NTT東日本:「All-Photonics Connect powered by IOWN」の商用提供と運用
TBS:音声設備の提供および生放送番組などの映像コンテンツ提供と運用



 上記以外に、以下のご協力をいただいています。


ソニーマーケティング株式会社:映像系ネットワーク装置の機材提供と技術協力

6.今後の展開
 今後、本取り組みでの活用装置および活用技術をふまえた映像・音声制作のフィールド実証を共同で進め、映像・音声プロダクションDXの更なる推進による制作の質の向上、音声制作拠点や撮影現場へのアクセシビリティの確保に貢献いたします。
 また、この基盤であるAPNの技術を、放送局各局および各制作拠点に展開することで、映像・音声制作業界全体のプロダクションDXの発展による制作の効率化と高度化をめざし、今後も3社で連携を図ります。

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