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「アルミニウム車体の水平リサイクルに関する共同研究の基本方針に係る覚書」を締結しました ~アルミニウム車体の水平リサイクルの取組み検討着手~

Digital PR Platform / 2025年1月29日 14時0分



【別紙】
「アルミニウム車体の水平リサイクルに関する共同研究の基本方針に係る覚書」の締結 詳細

1.背景
東京メトロでは現在、国内最大級の約2,700両以上の車両を保有しており、そのすべてがアルミニウム合金を使用した車体を採用しています。
一般的に、アルミニウムは新地金の製造時に大量のエネルギーを必要とし、大量のCO2を発生させますが、リサイクルした場合には新地金の製造時と比べて、CO2排出量の約97%相当を大きく削減させることが可能※1です。
このことから、東京メトロでは、多くの車両を保有し事業活動を展開する企業として、地球規模で拡大する気候変動問題に率先して取り組み、環境負荷の低減を強く推進していくために、これまでも廃車車体のリサイクルを推進してまいりました。
その一方で、水平リサイクルに求められる不純物除去等が技術的に困難であり、これまで東京メトロの廃車車体のリサイクルは、成分管理の比較的容易な鋳造材等へのカスケードリサイクルに限定され、鉄道車両へのリサイクル材の使用用途も限定される状況でありました。
今回、通勤車両における廃車車体の水平リサイクルの実現により、特に強度が必要となる車両構体の一部等へリサイクル材の使用用途を広げることで将来的な鉄道事業におけるCO2サプライチェーン排出量のさらなる削減を目指し、覚書を締結した各社で連携し、本共同研究を実施することとしました。

2.共同研究内容
廃車となる東京メトロ保有車両の車体に使用されていたアルミスクラップを、ダウングレードさせることなく水平リサイクルし、車両構体の一部や車両内装部品へ循環利用するための技術的なプロセス等の構築に向けた技術検証を2024年度から2027年度にかけて実施いたします。


図1 カスケードリサイクルと水平リサイクルの比較


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2716/103040/500_161_20250127164253679738fd1755d.jpeg



図2 アルミニウム車体の水平リサイクルの実現イメージ




[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2716/103040/500_340_2025012716473867973a1ada1f0.jpg


※1 アルミニウムのリサイクル効果                                                                   
アルミニウムはボーキサイトから新地金を製造する際に大量のエネルギーを必要とし、CO2を大量に発生させる。リサイクルする際には新地金製造時と比較して、必要エネルギー量3.4%、CO2発生量は2.8%で済むと言われている。
(2023年3月 一般社団法人日本アルミニウム協会LCA調査委員会「展伸材用スクラッフ゜溶解のインヘ゛ントリ分析報告書」より引用)

        以上




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