【産業能率大学】「日本の人事部 HRカンファレンス2024-秋-」にて 経営学部 齊藤弘通教授の講演が全216講演の中から満足度上位6講演に選出 ~働きがいを高めるために必要な条件と施策について、若手社員の最新「実態調査」から考察~
Digital PR Platform / 2025年1月29日 14時5分
産業能率大学(東京都世田谷区、以下「本学」)経営学部 齊藤弘通教授は、2024年11月6日(水)から11月14日(木)にかけて開催された「日本の人事部HRカンファレンス2024-秋-」(主催:日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会、後援:厚生労働省)にて講演を行い、全216講演の中から満足度上位6講演に選ばれました。
本カンファレンスは、経営者や人事担当者、マネージャーなど全国のビジネスリーダーが一堂に会し、人材採用、育成、組織開発、戦略人事、人的資本経営、D&I、エンゲージメント、グローバル、DXなど人と組織に関するあらゆるテーマで、学び、考え、語り合うHRイベントです。毎年春(5月)、秋(11月)に開催し、年間400を超えるセッションに、延べ40,000人以上が参加しています。
経営学部 齊藤弘通教授は、筑波大学 ビジネスサイエンス系 助教の池田めぐみ氏と共に、学校法人産業能率大学総合研究所が実施した「大卒1~3年目若手社員の実態調査」のデータを基に、若手社員のキャリア自律意識やキャリア不安心理、成長志向、ジョブ・クラフティングの実践等に関する実態を解説するとともに、若手社員のキャリア観や仕事観を踏まえ、若手社員の仕事のやりがいを高めるにはどのようなアプローチが有用なのかについて解説しました。
講演は「調査から見えてきた今の若手社員の仕事やキャリア形成をめぐる意識の実態」「若手社員の仕事のやりがいを高める上で効果的なジョブ・クラフティングの可能性」「調査から見えてきた若手社員の特徴を踏まえた若手社員の育成のあり方」の3つの観点で進行され、効果的な人材育成施策やマネジメント施策、キャリア開発支援のポイントが紹介されました。
若手社員の成長や働きがいを高めるための新たな視点が、若手社員の離職防止対策について現在進行形で試行錯誤をしている参加者から高い評価を得ました。
・本学 経営学部 齊藤弘通 教授 プロフィール
■学位
博士(政策学)法政大学
■略歴
慶應義塾大学文学部人間関係学科教育学専攻卒、法政大学大学院政策科学研究科修士課程修了、法政大学大学院政策創造研究科博士後期課程修了。学校法人産業能率大学総合研究所を経て、産業能率大学経営学部教授。
■専攻・専門分野
・成人継続教育論
・職業能力開発
・人材育成論
・質的調査法(専門社会調査士)
■本講演に関するコメント
若手社員は「成長したい」という意欲を持っており、特に「成長できること」が働くうえで重要だと考えています。このニーズを満たすためには、職場で丁寧なフィードバックを行うことや、知識やスキルを習得できる機会を設けることが重要なポイントとなります。
また、若手社員の「ジョブ・クラフティング」を促進することも重要です。ジョブ・クラフティングとは、自分の仕事の内容や方法、人間関係を自主的に見直し、仕事の意義や目的を再評価することで、働きがいを高める取り組みです。本調査では、ジョブ・クラフティングが若手社員の「ワークエンゲージメント」(仕事に対する情熱や没頭)に強く影響していることが明らかになりました。ワークエンゲージメントが高い状態は、従業員が熱意を持って仕事に取り組んでいる理想的な姿であり、組織にとって非常に望ましいものです。
今回の調査から、職場の管理職がこれらの項目を意識し、若手社員が学びやすい環境を作ることが、ジョブ・クラフティングを促進するうえで重要であることが分かりました。本講演が若手社員育成のヒントになれば幸いです。
■経営学部 齊藤弘通ゼミ
齊藤弘通教授は、「質的調査の実践~見えないモノを見る」というテーマのもと、フィールドワーク、行動観察、インタビュー調査といった質的調査手法を活用し、その考え方を学ぶ研究を進めています。身近なテーマを基にして、問いを立て、データを収集し、仮説を構築する調査を行っています。質的調査を実践することで、日常を新たな視点で見つめ直し、隠れた「意味」を読み解く力を養うことを目指しています。
▼本件に関する問い合わせ先
産業能率大学広報事務局
TEL:070-4303-7219
メール:sanno-u-pr@kyodo-pr.co.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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