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日本オープンイノベーション大賞内閣総理大臣賞の受賞 ―産学官連携による日本初・世界最小の変形型月面ロボットの開発―

Digital PR Platform / 2025年2月6日 14時5分




◆今後について
今回の変形型月面ロボット(LEV-2)の取組みは、4者にとって重要な成功事例であり、宇宙探査イノベーションハブの活動においても貴重な知見の獲得につながりました。変形型月面ロボットに続く新たなイノベーションを目指して、「宇宙探査」と「宇宙/地上でのビジネス・社会課題解決」の双方に有用(Dual Utilization)な技術や価値の創出及び宇宙/地上での利用の拡大を進めてまいります。



◆受賞にあたっての関係者のコメント

・JAXA 宇宙探査イノベーションハブ 主任研究開発員 平野 大地
このような名誉ある賞を受賞できたことを大変光栄に思います。この受賞は、私たちが培ってきた異分野とのコラボレーションと共同創造の結果であり、宇宙探査技術の革新と地上ビジネスの振興を目指すJAXA宇宙探査イノベーションハブの取り組みが実を結んだ瞬間だと感じています。日本初・世界最小の月面ロボットSORA-Qは、玩具技術や最新IoTデバイス・画像処理技術を取り入れることで、世界初の完全自律制御による月面探査を達成し、日本初の月面着陸ミッションに大きく貢献しました。研究開発に参画いただいた企業・パートナーの皆様の支えと協力に深く感謝申し上げます。この受賞を励みに、異分野との連携をさらに強化し、社会課題の解決に向けた挑戦を続けていきます。


・株式会社タカラトミー SORA-Q プロジェクトリーダー 赤木 謙介
名誉ある賞を賜り、光栄に存じます。
当社はSORA-Qのデザイン、構造機構設計、走行検証を主に担当いたしました。そこには我々が100年受け継いできた玩具作りの技術が活用されています。皆様を楽しく、笑顔にしたい、という思いのもと培ってきた「変形」や「ユニークな走行」などのおもちゃの技術が、レゴリスに覆われ動きにくい月面下での探査活動と、日本初の月面着陸に成功したSLIMの撮影に貢献できたことを大変うれしく思います。
「SORA-Q」を通じて、宇宙の不思議さや素晴らしさを楽しく伝え、子どもたちが自然科学に興味を持つきっかけとなることや、未来を担う方々の育成に貢献できるよう、これからも「アソビ」を通して挑戦を続けてまいります。



・ソニーグループ株式会社 リサーチプラットフォーム Exploratory Deployment Group 永田 政晴
この度は、共同研究に参画した変形型月面ロボットが名誉ある賞を頂戴し、光栄に思います。関係各所の皆様に改めて感謝申し上げます。
本共同研究において、当社は、IoT用ボードコンピュータSpresenseを活用し、月面ロボットの制御システムおよび画像処理技術の開発を主導しました。今後も新たな技術の創出と、その応用可能性の探索に積極的に取り組んでまいります。

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