環境配慮型の包装材に、秒速1メートルで高画質印字が可能なデートコード用小型サーマルプリントヘッド「TH3001-2P1W00A」を開発

Digital PR Platform / 2020年8月4日 16時0分

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<要旨>
ローム株式会社(本社:京都市)は、食品包装や物流などのデートコード情報(*1)を環境配慮型の印字媒体(*2)に印字するのに最適な、高精細・高速サーマルプリントヘッド「TH3001-2P1W00A」を開発しました。

「TH3001-2P1W00A」は、ロームの高精細・高速サーマルプリントヘッド「TH300xシリーズ」において、プリンタの小型・軽量化や、食品包装材などのわずかなスペースに対して無駄のない印字を実現するためにヘッドを小型化(印字幅 31.987mm)した新製品です。小型ヘッドでも高画質印字できるだけでなく、業界標準サイズ(印字幅 53.312mm)のヘッド製品と比べて、インクリボンのランニングコストを最大で半分まで削減可能です。また、シリーズの特長である、1,000mm/秒以上(解像度305dpi時)の超高速印字と、腐食に対して一般品比7倍以上の耐性(長寿命化)も実現しています。これらにより、今後ますます普及する環境配慮型包装材などの印字媒体に対して、特殊な環境下でも長期に高画質・高速印字を可能にすることで、食品包装や物流・品質管理におけるデートコード情報印字の印字品質向上と環境負荷軽減に貢献します。

なお、本製品は、2020年8月よりサンプル出荷(サンプル価格40,000円/個:税抜)を開始しており、2021年1月より量産を開始する予定です。

<背景>
サーマルプリントヘッドは、インクジェットやレーザーのプリントヘッドと異なり、静音で動作し、インクが飛び散らず清潔で、大きなトナーカートリッジを必要としないことから、食品包装や物流・品質管理、医療用途をはじめとするバーコードラベル、小売業のレシート・POS(Point of Sale)、FAXなどの印字に使用されています。

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その中でも、食品包装のバーコードラベルでは、食品に対する栄養成分表示の義務化や新食品表示制度の導入が進んでおり、今後デートコード情報の印字量はますます高密度化する傾向にあります。それに伴い、サーマルプリンタと、その
基幹部品であるサーマルプリントヘッドに対して、高画質と高速印字への要求はもちろん、高速印字の難しい環境配慮型印字媒体への印字要求も高まっており、その市場は年々拡大しています。

ロームは、高熱伝導材料と独自の新構造を採用して、2019年からデートコード用に高精細・高速サーマルプリントヘッド「TH3002-2P1W00A」を開発。高い印字品質と環境負荷・メンテナンス負荷を大きく軽減できる点で好評をいただいており、今回、インクリボンのランニングコスト削減にも貢献する新製品を開発しました。

<新製品の特長>
新製品「TH3001-2P1W00A」は、高精細・高速サーマルプリントヘッド「TH300xシリーズ」において、プリンタの小型・軽量化や、無駄のない印字を実現するためにヘッドを小型化(31.987mm)した製品であり、下記特長を備えています。
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1. 無駄のない印字で、インクリボンのランニングコストを最大で半分まで削減
新製品は、ますます高密度化していくデートコード情報の印字に対して、プリンタの小型・軽量化や、無駄のない印字を実現するために、ヘッドを小型化(印字幅 31.987mm)しています。小型ヘッドでも高画質の印字ができるため、わずかなスペースに印字する場合には、サーマルプリンタで一般的に採用されるヘッド(印字幅53.312mm)製品と比較して、インクリボンのランニングコストを最大で半分まで削減することが可能です。

2. 環境負荷の少ない印字媒体に対して、解像度305dpi時に1,000mm/秒の高速印字が可能
(TH300xシリーズの特長)
新製品は、解像度305dpi時に、転写性に優れたワックス系インクリボン(*3)で1,500mm/秒の印字を実現するのはもちろんのこと、その際の印字媒体が、環境配慮型インク付き包装材やフィルム系媒体(PETフィルム / OPPフィルム / ONYフィルム)だとしても、印字品質を損なうことなく超高速1,000mm/秒以上の印字性能を実現します。また、高速印字の難しい、耐擦過性(*4)に優れたレジン系インクリボン(*5)でも1,000mm/秒の印字に対応しているため、幅広く採用することができます。
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3. 一般品比7倍の腐食耐性で、メンテナンス負荷を
大幅軽減(TH300xシリーズの特長)
新製品は、緻密かつ被覆性に優れた独自構造により、腐食成分の侵入を抑制することで、高い腐食耐性を実現しています。食塩水滴下による加速破壊試験において、一般品に比べて7倍以上耐性に優れており、食品加工現場や物流倉庫といった特殊な環境下において、長期間にわたり安定して印字することができるため、メンテナンス負荷を大幅に軽減することが可能です。



4. 一般品比2倍の印字許容角度で、メンテナンス時間を短縮(TH300xシリーズの特長)
新製品は、サーマルヘッドの形状を改良したことで、印字許容角度を一般品比約2倍の10度に拡大しているため、メンテナンス時のサーマルヘッド取り付けが容易です。さまざまな利用シーンにおいて、取り付けに関するメンテナンス時間の短縮に貢献します。
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<アプリケーション例>

食品包装や物流・品質管理などで使用されるデートコード用サーマルプリンタ


<高精細・高速のサーマルプリントヘッド「TH300xシリーズ」ラインアップ>
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<用語説明>
*1) デートコード情報
包装材に対して印字される日付(賞味期限・消費期限等)情報のこと。

*2) 環境配慮型の印字媒体
環境負荷を減らすことができる印字媒体のこと。植物由来などの原材料だけでなく、CO2排出量に比例する輸送距離の削減や資源の再利用化にも配慮することが求められている。

*3) ワックス系インクリボン
インクリボン層のバインダー主成分(結合剤)にワックスを用いているタイプのインクリボンのこと。転写性などに優れる。

*4) 耐擦過性
印刷・印字面が擦れても色落ちや剥がれが発生し難くなる性質のこと。

*5) レジン系インクリボン
インクリボン層のバインダー主成分(結合剤)にレジン(樹脂)を用いているタイプのインクリボンのこと。耐熱性や耐擦過性などに優れる。

ロームは、1958年(昭和33年)設立の半導体・電子部品メーカーです。自動車・産業機器のほか、民生・通信など多様な市場に対し、品質と信頼性に優れたLSIやディスクリート、電子部品を供給するとともに、システム全体を最適化するソリューション提案を行っています。


本件に関するお問合わせ先
ローム株式会社
マーケティング・コミュニケーション部 製品プロモーション課
〒615-8585 京都市右京区西院溝崎町21
TEL(075)311-2121、FAX(075)311-1317

関連リンク
ローム株式会社
https://www.rohm.co.jp/
デートコード用小型サーマルプリントヘッド「TH3001-2P1W00A」を開発
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