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年頭所感: 未来はサイバーセキュリティで変わる

Digital PR Platform / 2024年1月5日 13時8分

次に、製造業などでは、これまで各工場等で閉じていた製造環境(OT)内の産業用機器とIT環境が接続され、結果としてネットワークとの接続ルートが確立したことにより、直接的な攻撃ターゲットとなってきており、いよいよOTセキュリティ対応が重要になってきていることが挙げられます。なお、OTセキュリティは、製造業のみならず、これまで運用環境を別に組上げていたすべての重要インフラ産業(Critical Infrastructure Provider)にとって重要であることは言うまでもありません。自社環境のアセスメントから検知と対応までの総合的なプランニングの遂行が重要です。

さらに、サプライチェーンの事業並びに情報流通の連結が単なるネットワーク接続だけでなくクラウドを経由し総合化されてきたことで、防衛の境界線が複雑化し、あるいは消失したことです。接続された全てのICT環境のうち、最も脆弱なポイントが狙われ、そこから元受けや発注元へと侵入する「サプライチェーン攻撃」によって、被害が大きく波及、拡大する事例が増加傾向にある点には引き続き注意が必要で、チェーンの頂点に位置する組織によるグローバル規模でのサイバーセキュリティガバナンスの徹底が重要となってきています。

もちろんこうした攻撃側の巧妙迅速化やAI悪用に対し、防御側も日々高度な進化をとげています。ビジネスにも明るい兆しの見える新たな年を迎え、脅威があるからとDXや革新的なビジネス展開を躊躇うようなことがあってはなりません。国家等によるアクティブなサイバーディフェンスは、逆に一層のサイバー攻撃を誘発することにも繋がりかねず、産学官全体での準備が重要です。
フォーティネットは、現在でも世界中の約5割のアタックサーフェスや70万社以上の組織のセキュリティを強固に守るというミッションのもと、そこからリアルタイムで収集された膨大なインテリジェンスや既に10年以上にわたるAIの知見と技術も蓄積されています。ゲートウェイというポイントソリューションのみならず、全方位で運用の効率化へも寄与した総合ソリューションを提供してまいりますし、本年もさまざまな変化や脅威にお客様が安心してビジネスを展開、拡張して頂けるよう、お客様との直接の対話をより精力的に進めながら、強力に支援してまいります。

本年も一層のご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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