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相模原市のデジタル教科書と学習データの活用に関する共同研究成果を発表

Digital PR Platform / 2024年1月30日 13時6分

【令和4年度共同研究の成果】
 本共同研究の成果として、デジタル教科書を活用した授業では、児童生徒の主体的な活動時間と対話を行う活動時間が確保されたことが明らかになりました。
 黒板の内容をノートに書き取る時間が減ることで、授業中の児童生徒の思考時間が増えました。それにより、自分の考えをデジタル教科書や授業支援ツール上で整理することができる時間も生まれ、その結果、お互いの意見を交流させる活動が活性化しました。また、デジタル教科書や「マイ黒板(本文抜き出し機能)」への書き込みが、デジタルデータとして残ることで、個人の学びの過程が可視化されました。この書き込みや「振り返りシート」を学習成果物と捉え、それらをデータとして蓄積・可視化することで、児童生徒が自ら学習結果を分析し、自己調整する能力の育成につながります。
 実証授業に参加した中学生からのデジタル教科書への評価は高く、87%の生徒から、学習に取り組みやすくなったという回答がありました。

■相武台中学校の生徒(31名回答)のデジタル教科書の評価




[画像2]https://user.pr-automation.jp/simg/173/82453/700_158_2024012915481265b74a2cc38c8.png


Q. 本文への書き込みやマイ黒板を利用し学習に取り組みやすくなった。
 ・「そう言える」+「どちらかと言えばそう言える」:27人
 ・「変化はない」+「紙の教科書、ノートの方がそうだった」:4名

Q. デジタル教科書を使用することで自分の考えを整理し、表現しやすくなった。
 ・「そう言える」+「どちらかと言えばそう言える」:25人
 ・「変化はない」+「紙の教科書、ノートの方がそうだった」:6人

 加えて、教育現場におけるデジタル教科書をはじめとするICTツールを用いたデータの収集・活用には、安定した通信環境が必要不可欠であるため、教育現場でのネットワークインフラ基盤は重要な役割を担うと言えます。

【共同研究の手法(サマリー)】
1.デジタル教科書を活用した授業方法の開発
令和4年度の研究では、実証授業前に教員と研究メンバーで指導案を検討し、児童生徒の主体的な活動時間や対話を行う活動時間の確保を意識した指導案を作成しました。その上で、学習者用デジタル教科書の操作方法や活用方法について、教員と児童生徒間で学び合う時間を取って授業に臨みました。また、授業後の記録を基にした協議を経て、授業のあり方を記録に残しました。

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