YCU COI-NEXT×セガ エックスディー “ゲーミフィケーション”の効果検証を開始
Digital PR Platform / 2024年2月1日 14時0分
―自身の行動改善で動物が元気になる?検証協力者募集―
横浜市立大学 研究・産学連携推進センター 宮﨑智之教授(学長補佐)が代表を務めるYCU COI -NEXT(Minds1020Lab*1(マインス゛テントゥエンティラホ゛))は、若者の⽣きづらさを解消し、⾼いウェルビーイングを実現するための研究の一環として、ゲーミフィケーション事業*2を展開する株式会社セガ エックスディーの協力のもと、ゲームコンテンツがメンタルヘルスに与える効果に関する検証実験を開始します。
1.研究背景
抑うつや適応障害の増加、高い自殺率に見られる若者の生きづらさは、大きな社会問題となっています。さらに、コロナ禍での社会構造の変化により、孤立・孤独といった新たな「生きづらさ」も顕在化してきているとMinds1020Labは考えています。
近年の引きこもりや不登校児童への対応、就労者への精神保健対策の経験から、若者を取り巻く環境の複雑化が主体性・自尊感情・つながる力などの自己特性を低下させ、生きづらさを助長していることがわかりました。そして、若者が持続可能な高いウェルビーイングを実現できる社会にするには、自己特性を向上させてたくましい心(心理的レジリエンス)を獲得することが求められます。
[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1706/82622/700_239_2024013117261465ba04261be20.png
図1 不登校者数の割合推移(左)と「心の病」を抱える年齢別人口割合(右)
(出典)左:文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」/右:公益財団法人日本生産性本部 第11回「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果(2023年11月9日)
特に、頻繁に朝食を抜くことはうつ病や幸福度の減少、ストレス障害、睡眠障害および学業成績不振等と関連があるという研究結果が発表されています*3。
本研究では、生きづらさを感じる若者に自己特性を向上させるため1ヶ月間ゲームを使用しながら行動改善を行い、その効果を検証します。
2.研究の概要
Minds1020Labがセガ エックスディーの協力のもとで開発した、動物園内の動物たちと共に自身の生活習慣を改善する育成型ゲームアプリ「Zooレポ」を使用し、生活改善に関する検証実験を実施します。動物は下記4種類で構成されています。
1.くま:睡眠(起床時刻)
2.チーター:運動(歩数)
3.パンダ:食事(朝食)
4.ペンギン:家事(掃除、入浴)
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